風邪は治ったはずなのに咳だけが続いている・・・
熱もないしのども痛くないけど、
何故か、夜になると咳がひどくなり眠れない・・・
その様な時、皆さんならどうしていますか?
市販の咳止め薬を飲んで様子をみるという人が多いと思います。
しかしその咳、何かの病気のせいかもしれません!
対処法を間違えると一向に治らないばかりか、
余計悪化してしまうなんてことになりかねません(~_~;)
そこで、長引く咳で考えられる病気とその対処法についてご紹介します!
3週間以上続いていますか?痰がからみますか?
風邪で咳が続いている場合も
3週間も経てば収まってくることがほとんどです。
3週間以上続いている場合は
風邪以外の病気が潜んでいる可能性があると考えましょう。
3週間以上、痰のからむ咳が続いている場合に
考えられるのが副鼻腔炎です。
副鼻腔炎とは顔の空洞部分である副鼻腔に
膿や鼻水が溜まって炎症を起こした状態のことを言います。
症状としては鼻水・鼻づまり、頭痛、匂いが分からない、痰のからむ咳などがあります。
咳の原因は副鼻腔の炎症による鼻水の増加と
粘りを増した鼻水により、
のどに鼻水が付着しやすくなり、痰がからみやすくなります。
特に横になると鼻水が下に流れにくくなるため
寝る時に咳がひどくなるようです(~_~;)
咳の原因は鼻水なので
鼻水をどうにかしないことには咳は収まらないので注意が必要!
鼻水をこまめにかむよう心がけ、
慢性化すると完治するのに長い期間を要したり、
場合によっては手術が必要になる場合があるので、早めの受診が安心です。
市販薬では治らない!!こんな病気かもしれません。
3週間以上、痰のからまない乾いた咳が続いている場合は
以下の病気が考えられます。
① 咳ぜんそく
急な温度変化やたばこの煙などの刺激によって気管支が過敏に反応し、
咳の発作が起きる病気です。
横になると咳がひどくなることが多く、
放っておくとぜんそくに悪化するおそれがあります。
風邪薬や抗生物質、咳止め薬は効果がなく、
気管支拡張薬や吸入ステロイドで強い発作を抑えます。
② アトピー咳嗽(がいそう)
咳ぜんそくと症状が似ています。
アトピー体質で気管支拡張薬の吸入をしても改善が見られない場合、
この病気である可能性が高いです。
ヒスタミンH1拮抗薬が効果的で
場合によってステロイド剤を吸入、服用します。
咳ぜんそくのようにぜんそくに移行することはありません。
こちらも早めの受診が肝要です!
咳が長い間続くと体力も消耗されやすくなり、
他の病気を誘発することにもなりかねないので注意しましょう(+o+)
まとめ
熱はないけど咳が続くケースについて紹介しましたが、
咳が3週間以上続く場合は、まずは病院で
レントゲンや聴診で肺の病気がないか見てもらうことが大前提です!
肺結核やマイコプラズマ肺炎、
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺がんなどが潜んでいる場合もあり得ます(゚д゚l)
また、熱が伴う場合はさらにもっと他の病気も考えられます。
市販薬で適当にあしらわず、
きちんと受診して早めに対処するのが咳を早く沈めるカギです!