アトピーは、肌の乾燥やかゆみはもちろんですが、かゆいのを我慢できずに掻くことを繰り返しているうちに、次第に肌が硬化して黒ずんでくる、
いわゆる色素沈着を起こしてしまいます(;´Д`)
色素沈着を起こしてしまうと、見た目的にもあまり美しくないので
当然どうにかしたいと考えると思いますが、
すでに起きてしまった色素沈着を治すことはできるのか不安に思う方もいるでしょう。
でも大丈夫!
皮膚科医の話によると、たいていの色素沈着は、自然に治ることがほとんどだそうです(*^^)v
ただ場合によっては、色素沈着が
消えなくなってしまうこともあるということなので注意が必要ですΣ( ̄ロ ̄)
そこで今回は、
色素沈着が起こるメカニズムと、その治し方、消えない状態となってしまわないために気を付けるべきことなど、皮膚科医の先生の話を参考にご紹介していきたいと思います!
色素沈着はなぜ起こる?
まず、色素沈着がなぜ起こるかということですが、
皮膚科医の話によると、色素沈着による肌の黒ずみも、
日焼けによる肌の黒ずみも、メカニズムとしては同じことなんだそうです。
皮膚は、アトピーによる炎症や紫外線によるダメージを受けると、
肌の奥でメラニンが生成され、肌が黒く見えるようになってしまいます。
でも、日焼けは時間が経てば薄れてきますよね?
色素沈着も同じことで、日々肌の奥では新しい肌細胞が作られ、
古い細胞は垢となって剥がれ落ちるという生まれ変わりのサイクルが繰り返されています。
よって日焼けや色素沈着による肌の黒ずみは、徐々に肌表面まで現れてきて、最終的には剥がれ落ち、肌が元の状態に戻るようになっているのです。
このサイクルのことを「肌のターンオーバー」と言います。
コマーシャルなどで聞いたことがあるフレーズだと思います(^^)
通常色素沈着が起きても、この肌のターンオーバー機能で自然に治ることがほとんどだそうなのですが、肌の炎症が強くなったり、炎症が長期にわたってしまうと、
メラニン細胞が肌のさらに奥まで入り込んでしまい、肌のターンオーバーが行われなくなるために黒ずみが消えなくなってしまうということです(~_~;)
つまり、肌の炎症を抑えるよう働きかけ、肌のターンオーバーがきちんと行われるようにケアすれば、色素沈着を治すことが可能になるということですね(=゚ω゚)ノ
日常生活で気をつけること
では、肌の炎症を抑え、肌のターンオーバーが
きちんと行われるようにするには、どうすればよいのでしょうか?!
皮膚科医の先生によれば、日常生活で気を付けるべきことは以下の4点です!
①肌の保湿ケアを行う
②美白ケアを行う
③ビタミンCの摂取
④規則正しい生活
まず①の肌の保湿ケアについて。
実は、肌が乾燥した状態というのはとても敏感な状態(・_・😉
肌のバリア機能が働かないので、ちょっとした刺激でも炎症を受けやすくなったり、
かゆみが起こってしまいます。
これを防ぐためには、肌にしっかり潤いを補給し肌のバリア機能を備えてあげることです。
潤いは肌のターンオーバー機能を正常に働かせる面でも大切なものだそうです。
そして②の美白ケアで肌の外側から、色素沈着を抑制するよう働きかけます。
色素沈着抑制機能がある成分には、ビタミンC・ハイドロキノンをはじめとして、
トラネキサム酸・ルシノール・アルブチン・エラグ酸などがあります。
さらに肌の生まれ変わりを助けるために
③のビタミンCの摂取を行い、身体の内側からも色素沈着抑制のために働きかけます。
最後は④の規則正しい生活です。
乱れた生活が肌によくないことは皆さんすでにご存じのことと思います。
特に重要なのは夜の22時から翌2時までのシンデレラタイムと呼ばれる時間帯です。
この時間は、肌の生まれ変わりを促進するホルモンが分泌されるので、
この時間には必ず眠りについて、効果的に肌のターンオーバーが行われるようにしましょう!
まとめ
アトピーによる色素沈着のメカニズムや、予防法などについてご紹介してきました!
色素沈着抑制のために、保湿や美白効果のある化粧水やクリームなどを使うことになると思いますが、皮膚科医の先生によるアドバイスでは、アトピーの方はアトピー症状を悪化させないように
肌に直接つけるものは、とにかく低刺激性のものを選んで使うように注意して欲しいということです。
また、肌の洗浄の際は優しく行うよう心がけること、紫外線対策をきちんと行うこと、腸内環境を整えること、なども美肌のためには欠かせないポイントだということなので、
キレイな肌を手に入れるためにも、日々気を付けて生活を送るようにしましょう(*^^)v