季節によって様々な表情を見せてくれるもみじ。
特に紅葉の季節になると実に素晴らしい色彩で、
うっとりとさせてくれます(^^)
そんなもみじを自宅の庭で楽しんでいるという人も
多くいるのではないでしょうか。
しかし、もみじもきちんとケアしてあげないと
病気にかかることがあります。
葉っぱが部分的に枯れたり、白や赤に変色したり、黒い斑点が現れたりと、
葉っぱに症状が現れる病気が多くありますが、
もみじの幹が病気にかかることもあるのです。
そこでもみじの幹の病気について
詳しく見ていくことにしましょう(‘ω’)ノ
もみじの病気の一つ、胴枯病とは?
もみじの病気の一つである胴枯病(どうがれびょう)とは、
もみじの幹がかかる病気です。
症状としては、幹や枝の樹皮が赤や黒色に変色し、
細かい白っぽいブツブツが現れます。
放っておくと感染部分から上の部分が枯死してしまい、
さらに枝から幹へと症状が進行していきます・・・(・_・;)
発生時期は6~10月で、
原因はカビなどの糸状菌が傷口や弱った新芽などに
入り込むことにより感染します。
菌が雨水や虫などによって伝達されて起こります。
対処法としては、症状に気付いたら感染が広がる前に
病気になった部分を早めに取り除くことが重要です。
取り除いたらその切り口に
癒合剤(代表的なのはトップジンM)を塗布し
病原菌の更なる侵入を防ぎます。
日頃から、傷口などを見つけたら
癒合剤を塗って病原菌の侵入を防ぐようにしましょう。
また、枝が多すぎると風通しが悪くなって感染しやすくなるので
定期的に剪定して風通し良く保つことも大切です!
その他に気を付けたいもみじの病気
その他にも、もみじがかかりやすい病気がありますので
代表的なものを4つご紹介します。
首垂細菌病(くびたれさいきんびょう)
枝の先端から黒い病斑が現れ、
やがて葉がしおれて褐色に変色し落葉してしまいます。
発生時期は4~5月で柔らかい新芽がやられてしまい、
多くの葉が枯れ落ちてしまうので不安になりますが、
気温の上昇と共に改善し、梅雨明け頃にはまた新たな新芽が出て
被害が目立たなくなることがほとんどだそうです(*^^)v
うどん粉病
葉に付着したカビにより、
うどん粉をまぶしたように葉が白くなってしまう病気です。
春から初夏にかけて発生し、
カビの胞子で一気に拡散するおそれもあり、
また次の年も発生する可能性の高い病気なので
早めの対処が肝心です!
対処法としてはまず水をかけてカビ胞子を洗い流すこと!
そのあと葉をできるだけ取り除きます。
(取り除いた葉は密閉したビニール袋に入れて燃えるゴミへ!)
さらにお酢や重曹を溶かした
水溶液を霧吹きなどで吹きかけて消毒すると効果的!
(お酢は30~50倍、重曹は800倍に薄めましょう)
黒紋病(こくもんびょう)
葉に黄緑色の斑点ができ、
それがやがて黒いぼつぼつした隆起となっていく病気です。
8月ごろに発生し、この症状が出た周辺の葉は、
秋になっても紅葉できなくなってしまいます・・・
黒紋病にかかってしまった葉は、
地中深くに埋めるかすべて集めて燃えるゴミに出しましょう。
ダイゼン、ベンレート水溶液やマネージ乳剤、
ポリオキシンAL乳剤などで対処します。
ビロード病
葉の裏にビロードを紅い張り付けたような症状が出る病気で、
フシダニが原因で起こります。
対処法としては感染した葉を取り除き、
症状が広がらないように他の葉と隔離することです。
まとめ
もみじがかかりやすい病気について、
代表的なものをご紹介しました!
どの病気にも共通して大切なのは、
症状を早めに察知して対処することですね。
異変に早めに気付くことができるように、
日々の観察を怠らないようにしましょう。
観察しやすいように定期的に剪定して、
枝や葉っぱを間引いておくことも重要ですね(*^^)v
自宅の庭で美しい紅葉を楽しめたらステキですけど、
やはり美しい紅葉を愛でるためには
それ相応のケアが必要なんですね~(*´ω`*)
でもケアして手をかけたもみじなら
美しさもひとしおではないでしょうか(*^-^*)
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