誰でも突然のケガや病気で入院・療養が必要なることがあります。
本人はもちろん、家族もとても不安で心細い気持ちになっているときにお見舞いに顔を見せてもらえると少し心が楽になります。
元気になったときには、そんなご心配をおかけした方々に元気になったご報告とお礼の気持ちを込めて、快気祝いを送りましょう。
のしのマナーを知ろう!
“快気祝い”とは一般的に退院して病気・ケガが全快したことを、お見舞いして頂いた方々に知らせ、その「喜びをおすそわけ」する意味があり、“全快祝い”ともいわれます。
しかし、退院はしたもののまだこれから療養が必要な場合は、“御見舞御礼”や “退院祝い”を用います。
その時々の状況に合わせて使い分けが必要です。
またのしもお祝いではありますが、病気やケガは何度も繰り返したくはないことですから、ほどけにくい「結び切り」の水引を使います。
どんな品物を贈ったらいいの?
快気祝いや御見舞御礼には、“消え物”と言われる食べ物や洗剤などを選ぶといいと言われています。
金額も頂いたものの半額程度を目安にしましょう。
また、会社関係などグループで頂いた場合は、個別に贈るのではなくお菓子など、個包装になっているものを贈って、分けてもらっても問題ありません。
私の母が以前突然の腹痛に見舞われ、1週間にわたる入院、絶食点滴生活を送ったことがありました。
母はそんな状態でもお化粧も身なりも気になるらしく、
家族や一部の親戚のお見舞い以外は、辞退していました。
そんな母に、母の友人が毎日のように携帯電話のメールへ(その病院は携帯電話使用OKでした。)花や空の写真を撮っては送ってくれていました。
段々回復してくるうちに、外の様子が垣間見られ、本当に良い気分転換になっていたようで、ありがたかったです。
退院後、母はその友人を誘って、景色の良いレストランでおいしい食事を楽しみ、快気祝いとしたそうです。
そんなお返しの仕方もいいなと思います。
亡くなった場合の、いただいたお見舞金、どうすればいいの?
療養の甲斐なく残念ながら亡くなってしまうこともあります。
その際は“御見舞御礼”として弔事のしで生前にお見舞い頂いたことへの感謝の気持ちのお手紙と、お品をお贈りします。
また、品物も快気祝いと同様に後に残るものでなく消え物を選ぶようにします。
生前、故人が好きだったお菓子や、食べ物など、故人を思い浮かべられるような品物を選ぶと良いと思います。
まとめ
快気祝いや御見舞御礼、心配してくださった方に心を込めてご挨拶をし、また元気に新たで良好な人間関係を築きたいですね。
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