日本人は迷信が好きな国民だと思います。
縁起担ぎが風習にあるのが、背景でしょうか。
日本には色々な迷信がありますが、
この恵方巻きは本当にユニークなものの
一つだと思います。
今日はこれから恵方巻きの意味などを、
調べていきます。
・そもそも恵方巻を食べる意味とは?
商売上での意味
昔、江戸時代の大阪の商人が、商売繁昌を願って
恵方巻きを食べていたのが、今だに残っていると
言われていますが、ある時期この恵方巻きの風習が
無くなった期間がありました。
そうすると、恵方巻きが売れなくなって困った
海苔の商売をする商人達が、大阪の道頓堀で
海苔の販売をし始めたのです。
そしてその海苔を使って作る恵方巻きが、
又復活したと言われています。
また、その後1998年に、「丸かぶり寿司 恵方巻き」
という商品をセブンイレブンが売り出したのが、
大ヒットし全国に広まったのです。
私も商売をしていたので経験があるのですが、
クリスマスは年間で一番忙しい時期で、
初売りなどがある1月上旬までは、
商売が繁昌するのです。
しかし、その後1月の中旬から2月は
売り上げがガタ落ちします。そこで考えられたのが
セブンイレブンの恵方巻きです。
セブンイレブンも1月からこの恵方巻きを
売り始めていて、売り上げ上昇をはかったのですね。
海苔商人の事も考えてみると、今も昔も
この恵方巻きには、商売が背景に隠されているようです。
健康面と縁起担ぎでの意味
恵方巻きの中には、7種類の具が入っています。
これは「七福神」にちなんで縁起担ぎを考えられ、
「かんぴょう・しいたけ・卵焼き・キュウリ・うなぎ・
桜でんぶ・ほうれん草」など地域によって、
色々変わった具が入っています。
そして健康面を考えても、これらたくさんの栄養を
一度に食べるのは難しい中、太巻きの中に入れてくるみ、
一口で食べられてしまう便利な食べ物でもあったのです。
ですので、節分の日に家族みんなの健康を願い、
恵方巻きを食べるのですね。
恵方巻を食べても願いは叶わない!?
まずは正しい方角
知っていましたか?恵方巻きを食べる方角は、
実は毎年変わります。福の神がいる
方角を向いて食べるので、ご利益があるのです。
2018年の恵方は、南南東
2019年の恵方は、東北東
2020年の恵方は、西南西
となっています。
そして食べ方
正しい方角を向いて、太巻きを一本一気に食べるわけですが、
急がなくて良いので時間をかけてゆっくり食べましょう。
自分に合った、ちょっと小ぶりの大きさを作るなり買うなりして、
途中で切らないようにしましょう。
そして黙って食べるというのもキーです。
これらを守らないと、神様からのご利益がもらえないので、
要注意です。
もちろんきちんとルールを守って食べれば、
願い事が叶うと昔から言われていますよ。
まとめ
これは、アメリカのクリスマスの行事にも見られる事ですが、
サンタはその一年悪い事をして、親の言う事も聞かず
わがままだった子には、プレゼントをあげません。
これと同じで日本の神様も、
前年に良い行いをしていない人には、
いくら恵方巻きを食べたとしても、
幸せを運んでくれる事はないのです。
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