『福袋を買うか買わないか。』と聞かれると、
以前は「何が入っているかわからないから買わない。」や
「ハズレを引くくらいなら好きなものを買う」など、
福袋に対して、悪い印象で固定されている人が多かったと思います。
最近ではどうでしょう。
実は、福袋を「買う意味がある」という人が増えているのです。
それはなぜなのか。
ここでは、福袋の中身についてご紹介します。
今までは?福袋・鬱袋の意味
福袋とは、『色んなものを詰めて、封をしたものを販売する袋で、
それを選び取らせること』をいいます。
一般的には、袋に入れた商品の合計金額より安く販売されるので、
消費者は豪華な中身であることを期待します。
つまり、幸福や幸運を引き当てる可能性、
射幸心を刺激する商品です。
なので福袋の中身は見えないようになっているのですね。
そして、福袋は客寄せのための目玉商品ですが、
同時に店側の在庫処分の意味を持っていることも多いです。
残念なことに、価格以上の商品が袋に入っていても、
売れ残り商品や人気のない商品でいっぱいになっている事もあります。
大抵は、人気商品か最新商品と
売れ残りとの組み合わせが多いようですが、
売れ残りしか入っていない袋も実際に存在しています。
そういった袋は『鬱袋』なんて呼ばれたりしています。
そもそも福袋は中身が見えない物なのですね。
中身が見えないことでドキドキ感や
運だめし的な要素もあったのだと思います。
ですが、あまりにも在庫処分的な福袋が多く、
客離れを招いてしまったのも事実です。
最近は売れ残りで固定しているものでは無く、色々な福袋がある
最近の福袋事情は変わってきています。
昔は、何が入っているのかが全くわからずに買うので、
ワクワク感や運だめし感が強かったです。
ですので、福袋でハズレを引くよりも
セールなどで好きな商品を買う方がいいと
思う人も多かったです。
最近の福袋の主流は、昔のような
中身がわからない福袋ではなく、
中身がわかる福袋になっているので、
福袋を買う人が増えています。
百貨店やデパートでは、ブランド品の福袋をはじめ、
食料品・雑貨などいくつかのブランドをまとめた福袋・
ディナーチケットなどの優待券の福袋など、
色々な種類の福袋が販売されています。
その他にも、袋が透明で中身が見えるものや、
あらかじめ中身が公表されているものもありますし、
指定された商品の中から選択して選ぶタイプのものもあります。
初売りが近づくと、よくテレビで見かけますが、
客寄せのためにショーケースの中に高価な貴金属を
展示する福袋がありますが、さすがにこれは
福袋と言うのか疑問に思います…
そして、ネットの通信販売でも福袋が買える時代になりました。
早朝から並ぶことなく、福袋を買うことが出来るのです。
ネットの店舗では、季節を無視して
いつでも福袋を販売しているところもありますし、
ネット以外でも大きな家具や家電製品・旅行・不動産、
さらにはリフォーム券やお見合いなど、
福袋と名ばかりの商品が福袋として販売されています。
中身が目に見えて、いらない物は買わない。
必要なものだけを購入したい。
そんな消費者の気持ちをくんでの福袋なのでしょうが、
少々行き過ぎなものもあるような…
ですが、お得に購入できるのですから、
欲しいと思っていた商品が福袋として出ていれば、
やはり福袋は嬉しいものです。
時代は変わるので、福袋も時代に合わせて変化をしていくのも、
仕方がないですね。
まとめ
いかがでしたか?
福袋とは、そもそも中身を見せずに
選んで買ってもらうものでした。
現代では、時代の流れと共に
中身が見えるものに変わって来ました。
販売の仕方も多様化し、中身も
いろいろなものが福袋として販売されています。
欲しいものを選んで買えるのは、やはり嬉しいです。
ぜひ、初売りに行ったら福袋の中身を
チェックしてみて下さい。
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