スキーブーツに関する調整と言えば、
スキー板とブーツのセッティングにおける
ビンディング調整がよく知られているかと思います。
しかし、スキーブーツ自体の調整が
必要となる場合もあるのです。
骨格や足の形は人ぞれぞれですので、
自分のサイズ通りのスキーブーツを履いても、
合う・合わないがあるのは当然の話です。
でも調整を行うことで、完璧とまでは行かなくても
完璧に近い形で自分にあったブーツに
仕上げることができるわけです。
自分に合ったブーツで滑れば
驚くほど滑りが改善されるということは
よくある事みたいですよ(^^)
そこでスキーブーツの調整について色々調べてみました☆
スキーブーツで調整が必要なポイント
スキーブーツの調整で重要視されているのは
「カント調整」と呼ばれるものです。
「カント」とは英語で「傾く」「傾斜」
「斜面」という意味がある通り、
ブーツの傾きを調整することをいいます。
元来、人は(まれに真っ直ぐな
美しい脚をお持ちの方もいらっしゃいますが)
それぞれ脚に歪みなどのアンバランスさを
持っているものです。
そうするとスキーでカーブを滑るために体を傾けた際、
バランスがうまく取れず
うまく滑れないということが起こります。
そこでスキーブーツを履いた時、
重心がまっすぐになるように調整するのが
カント調整です。
例えば大雑把にいうと、O脚の人だったら
外重心なので内側に傾ける、
X脚の人は反対に外側に傾ける…などです。
また、膝の曲げ方にもそれぞれ癖がありますので、
曲げた時に膝がまっすぐに向くように調整するのも
大事なポイントです。
スキーブーツの調整方法
カント調整機能の付いたスキーブーツであれば
ブーツを履いた状態でカント調整用のねじを緩めて
膝を曲げながら位置を決め、再びねじを締めるという方法により
個人で微調整が可能なようです(^^)
しかし調整範囲が限られていることや
調整機能のないブーツも多くあることから、
インソールでの調整が一般的みたいですね。
先ほども述べた通り、O脚の方は内側に、
X脚の方は外側に傾くようにインソールを入れます。
スキーブーツ専用のインソールがありますので
ショップなどで見てみるといいでしょう。
より正確に調整したいのであれば、費用はかかりますが
スキーブーツの調整を扱っているショップに相談の上、
自分の骨格や歪みなどの癖を調べてもらい、
自分専用のインソールを作ってもらうこともできます。
ただし費用は¥10000以上を覚悟した方がよさそうです
・・・なかなかですね(^-^;
さらにこれまた費用はかかりますが、
ブーツ自体を足に合うように変形加工する
という方法もあります。・・・が、
なかなかそこまでするのは
かなりの上級者レベルの人ぐらいみたいですね。
しかし、自分でカント調整というのは
なかなか難しい部分があるので、
やはりスキーブーツ購入の際に
ショップでの調整を頼んだ方がよさそうです。
まとめ
スキーブーツの調整について
色々調べてみて思ったことは、
考えたらきりがないということ(^-^;
プロのスキーヤーでもない限り、
自分に完璧に合ったものに仕上げることは難しいし、
なかなかしないのではないかと…(^^;
実際、カント調整など必要ない
という意見も見られましたし、
必要性は人それぞれなのかと思います。
ただやはり、スキー技術が上がってくると
カント調整の重要性が分かってくる
ということもあるみたいなので、
やはりまずは感覚をつかむことが
大切なのかなというのが私個人の感想です。
でも素人でも、長時間スキーブーツを履いていると
足が痛くなるとか、ブーツを替えたら膝が痛むようになった
ということであれば、スキーブーツが合っていない可能性が高いので、
その時は調整を考えてみてもいいのかなと思います。
その際はできれば個人で適当に調整せずに、
専門知識のある方に相談の上
調整した方がいいことは確かです。
まずは何よりも快適に滑るために、
スキーブーツ選びを慎重に行うようにしましょうね!
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