春先に美味しい「ふきのとう」ですが、
食べ過ぎはやっぱりダメなのでしょうか。
天ぷらなどは、本当に美味しいですから
ついつい食べ過ぎてしまいます。
ここでは、
ふきのとうを食べて下痢になってしまう原因
についてご紹介します。
「ふきのとう」で下痢になってしまう原因とは?
ふきのとうの栄養
ふきのとうは栄養価が高いので、
冬眠から覚めた熊が一番最初に食べる
とも言われているそうです。
○ビタミンA
皮膚や粘膜を正常に保持し、視覚を正常に保ちます。
○ビタミンB
欠乏すると脚気になります。
○ビタミンB1
糖質をエネルギーにします。
○ビタミンB2
糖質、脂質や、たんぱく質をエネルギーにします。
○ビタミンB6
食品中のたんぱく質をエネルギーにし、
筋肉や血液を作るときに働きます。
○ビタミンC
細胞と細胞の間のコラーゲン作りに不可欠です。
○ビタミンE
抗酸化作用があります。
生活習慣病や老化に関連する疾患の予防に役立ちます。
○ビタミンK
血液凝固作用や骨形成作用があります。
骨粗しょう症の治療薬としても使用されます。
○ナイアシン
糖質・脂質・たんぱく質からエネルギーを作る際の
酵素の補助の役割があります。
○葉酸
たんぱく質や細胞を作るのに必要な
DNAなどの核酸の合成をします。
その他にも
○食物繊維
○カリウム
○マグネシウム
○リン
○鉄
○亜鉛
○銅
○フキノール酸
○ケンフェロール
○植物アルカイド
○フキノドリ
などがあります。
*植物アルカロイドは下痢の原因となり、
フキノドリは発ガン性物質と言われているので
大量摂取には注意が必要です。
本当にたくさんの栄養素が含まれているんですね。
ただ、植物アルカロイドとフキノドリには
注意が必要のようですね。
ふきのとうの効能
○アンチエイジング
○デトックス効果
○抗酸化作用
○ガン予防
○便秘予防
などがあります。
下痢になる原因
こんなにたくさんの栄養素や効能があるふきのとうですが、
食べ過ぎたり体質によって
アレルギー反応が起きることがあります。
原因は『雄花の花粉』ということが分かっています。
花粉は熱やアルカリに強いので、
調理をしても残る場合があるようです。
《主な症状》
○蕁麻疹
○喉のイガイガ
○腹痛
○呼吸困難
○下痢
などです。
下痢はアレルギー反応や大量に食べたことによる
植物アルカロイドの大量摂取によるものかも知れません。
美味しくて栄養価の高いふきのとうですが、
やはりなんでも食べ過ぎは良くありません。
アレルギー反応による下痢の場合は注意が必要ですね。
ふきのとうで下痢がひどい場合は病院に行くべき!?
下痢がひどい場合は、病院へ行った方が良いでしょう。
植物アルカロイドが原因であれば、
下痢だけで済むかも知れませんが、
脱水症状が出る場合もあります。
そして、一番注意したいのは
アレルギー反応による下痢だった場合です。
アレルギー反応が原因だった場合は、
アナフィラキシーショックを起こす可能性があり、
とても危険です。
アナフィラキシーとは、
『即時型アレルギー反応』のことを言います。
《主な症状》
○『皮膚症状』
蕁麻疹・かゆみ・あかみ
○『呼吸器症状』
くしゃみ・せき・息苦しさ
○『粘膜症状」
目のかゆみ・むくみ・唇の腫れ
○『消化器症状』
腹痛・嘔吐
などがありますので、
こんな症状が出たら即病院へ行きましょう。
*誤食に注意!!
ふきのとうと、有毒植物である
ナス科ハシリドコロ属の『毒草ハシリドコロ』は
よく似ているようです。
食べると中毒症状が出るので注意が必要です。
《主な中毒症状》
○嘔吐
○下痢
○血便
○瞳孔散大
○めまい
○幻覚
○異常興奮
などがあります。
ふきのとうを食べたあとの下痢には
いろいろな原因があるようです。
どれに当てはまるかわからない時には、
無理をせずに病院へ行くことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか?
本当に美味しいふきのとうですが、
食べ過ぎてはいけませんね。
良い栄養素がある反面、
発ガン性物質があったり
下痢の原因となるものがあったりと、
気を付けなければいけません。
下痢で具合が悪いときに
自己判断は出来そうもありませんので、
ひどい場合には病院へ行きましょう。
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