春は出会いと別れの季節。
学校の入学・卒業
新社会人の入社・・・
みんながそれぞれの不安や期待を抱える時期でもあります。
時には趣向を変えて、大切な誰かに手紙やメッセージカードを送ってみては?
今回は、そんな春にぴったりの桜を使った言い回しを紹介します。
桜にまつわる文の作り方を数パターン覚えていると、いざという時に重宝しますよ。
桜を使ったおしゃれな言い回し~初級編~
一口に桜といっても、花の見ごろは一週間ていど。
花便り
満開
散り始め
葉桜
と、その時の桜の咲き方によって言い回しを変える必要があります。
そろそろ桜の季節かな、という花の咲き始め頃には、
“花便りも伝わる今日このごろ”
“桜の便りが聞かれるようになりました”
などのメッセージから書き始めましょう。
満開の季節に送るなら、
“こちらは桜が満開を迎えました”
“桜花爛漫の候”
などから書き始めます。
散り始めた時期なら、
“桜の花もはや散り始めてしまいましたが、新緑が鮮やかに芽吹いてまいりました”
“桜の季節が早くもすぎ、つつじのつぼみが膨らみ始めました”
など、花が散った暗い印象から、新しい息吹を思わせる言葉を添え、前向きな印象に転換するのがポイントです。
桜を使った言い回しの後には、
“いかがお過ごしでしょうか?”
“皆様お健やかにお過ごしの事と存じます”
など、相手の健康を気遣う言葉を添えて終わりましょう。
桜を使ったおしゃれな言い回し~上級編~
まずは基本の例文を紹介しました。
「堅苦しくならず、もう少しこなれた雰囲気を出したい」
「本からそのまま抜き出したような味気ないものでなく、オリジナリティを出したい」
そんな時は、
“桜も緑に輝き始めるこの季節、新生活にはもう慣れましたか?”
“満開の桜も、先日の雨ですっかり散ってしまいました。○○さんの方はいかがでしょうか?”
など、自分や相手の近況を入れることでこなれた印象になります。
文面に取り入れると美しいと言われる言葉に、
花冷え
というものがあります。
これは、桜が咲く頃に寒さが戻る、といった意味で使われます。
また、
花曇り
という言葉もよく使われます。
これは、桜が咲く頃の曇天のこと。
“花冷えの日が続いておりますが、お元気にお過ごしでしょうか”
“桜花爛漫の候とはいえ、花曇りの日が続く今日この頃、いかがお過ごしでしょうか”
文面に入れるだけでぐっとおしゃれな雰囲気になりましたね!
まとめ
暖かくなり、思わず心が躍る春。
手紙にして、ポストカードに添えて、
大切な人と春の喜びを共有してみては、いかがでしょうか。
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