7月7日の七夕に向けて笹に短冊を吊るして・・・
と、前もって用意したものの、
早くも笹が傷んじゃっている??
これじゃあせっかくの七夕が台無しです。
今回は、七夕の笹を長持ちさせる方法を紹介します。
七夕の笹が枯れてしまう原因は!?
切りたての笹が翌日には葉が巻いて駄目になっていた!
という話がちらほら聞かれます。
なんですぐに枯れてしまうのか?
まずは笹の性質を知る必要があります。
笹は、風通しのよく湿気の高い場所に
好んで生える植物です。
長い根を張り、
地面の中の水分を吸い出すことで活力を得ます。
そう、笹は乾燥にとても弱い植物なんです!
笹を販売しているお店も、
葉の乾燥の対策は厳重に行っているみたいです。
七夕の笹を長持ちさせるおすすめの対策は!?
じゃあどうやって乾燥から防げばいいのでしょうか?
まず、植物の保存方法で思い浮かぶのが
切り口に水を浸すという方法ですよね。
笹の場合はただの水では不十分。
酢を混ぜた水を使うと長持ちさせることができます。
割合は 水3:酢2 にするのがポイント。
また、濡れた新聞紙に包むという対策法も。
笹を貰ってきた、なんて時は
すぐにこの方法を試してみてください。
葉が水分不足でくるんと巻いてきたり、
色が悪くなってきた笹は
もう捨てないといけないのでしょうか?
笹はすぐに枯れてしまった、という話を聞く一方で、
一度萎れてもまた復活する!という話も聞かれます。
笹は水分をコントロールする管が
根から真っすぐに伸びているため、
簡単に水気を吸い上げてくれる植物。
ただ、切り落としてしまうと、
管の機能も完全に働かなくなってしまうんです。
ポイントは切り口からだけでなく、
笹全体から水分を吸えるような環境を作ってあげること。
葉から伸びる茎の節に軽く穴を開けた後、
全体が水に浸るようにして数時間置いておきます。
そうすると、元気が無かった葉もみずみずしく復活!
七夕当日もバッチリです!
笹と竹の違いって!?七夕に使うならどっち??
笹より竹のほうが茎が太いので傷みにくい、
という意見があります。
笹と竹の違いといえば、
笹が成長して竹になるの?と、
漠然としたイメージを持つ人は多いのではないでしょうか?
実は、この2つは全く違う植物に分類されているんです。
一見、大きさ以外違いがわかりませんが、
📌節に鞘がついているのが笹
📌ついていないのが竹
という見分け方ができます。
他に、
笹の葉は葉脈が平行線上に
竹の葉は葉脈が格子状にという違いもありますが、
これはぱっと見では分かりにくいかと思います。
そこで気になるのが
七夕に竹を使っていいかどうか、という話。
実は、特に決まりはないため
笹でも竹でもOKと言われています。
有名な童謡では笹の葉と歌っていますが、
初めに短冊が飾られた時は竹を使われていた、なんて話も。
まとめ
いかがだったでしょうか?
他にも、専用の乾燥防止剤を使う、という方法も。
とはいえ、どんな方法を使っても
持つのは一週間ほどと言われています。
気合を入れすぎて早く用意しすぎると
失敗してしまうかも??
七夕は、年に一度、願いを叶えてくれるという
なんともロマンチックなイベント。
笹の性質を知って、万全の状態で迎えたいですね。
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