縁起物のだるまを買って、その後はどうしていいのかが、
わからない人も多いと思います。
どこに返すのか、ご利益はどれくらいの期間なのか。
色もいろいろあるし…
そんな方のために、ここではだるまについてご紹介します。
だるまはどこに返すのが一般的?
だるまを返すというのは、『供養』ということになりますが、
だるまは買った『だるま市』の寺に納めるのが一般的です。
ですが、遠方で行けない場合は、
郵送も受付してくれるところもありますので、
一度連絡を入れて聞いてみると良いです。
だるま市のない寺でも納め所があれば、
大丈夫なところもあります。
だるまは、仏教僧侶の達磨大師が由来ですので、
神社は避けます。
それと、地域にもよりますが『どんど焼き』で供養出来る場合もあります。
ですが、『目が潰れるからいけない』という説もあり、
だるまの持ち込みを禁止している『どんど焼き』もありますので、
確認が必要です。
だるまは買った時にだるまの『左目(向かって右側)』に
願いを込めて目を入れます。
そして、願いが叶った時は、『右目(向かって左側)』に
感謝を込めて入れます。
これは、『阿吽(あうん)』という言葉からきていて、
だるまの左目は『阿(あ)』で物事の始まりを表し、
右目は『吽(うん)』で物事の終わりを表しているためです。
そんなだるまのご利益は1年間と言われています。
願い事が叶わなかったとしても、1年間の区切りとして
『感謝』を込めて、右目を入れてから供養します。
願い事が叶った場合は、
『翌年に一回り大きいものを買う説』や、
『同じサイズのものを買う説』
『古いだるまは縁起が良く、供養せずに取っておいて新しいだるまと並べる説』
などがありますので、自身の好みで選んで良さそうです。
『阿吽(あうん)』の阿が物事の始まりで
吽が物事の終わりっていうのは、五十音順なのですかね?
『あ』から始まって、『ん』で終わりですからね。
供養のためにお返しをするのであれば、
買っただるま市のお寺が1番良さそうです。
だるまどこに返すかで意味が違う??
だるまを返す場所で意味が違うという事はありません。
返す場所にはいくつかありますので、
きちんとそこで供養をしてもらう事が大切です。
『供養をする場所』
①お寺
だるま供養をやっているお寺へ持って行き、
供養をしてもらいます。
お寺によって、供養を行なっていないところもありますので、
事前に確認をしましょう。
②どんど焼き
どんど焼きで供養・処分をします。
どんど焼きは、神社や町内会などで行われる地域がありますが、
地域によってはだるまを燃やすと、目が潰れることから
燃やしてはいけないという考えがあり、
持ち込めないところもあるので確認が必要です。
③だるま市
だるま市は、お寺の境内で催されることが多く、
その際にだるまを供養してもらいます。
場所によっては供養を受け付けている、いないがあるので
確認が必要です。
④人形供養
人形供養祭では、だるまも供養してくれるところもあります。
人形供養を行なっているところがあれば、聞いてみましょう。
返す場所によって意味の違いはありませんが、
だるまの色にはいろいろと意味があります。
『だるまの色の意味』
赤…家内安全・開運吉祥
黄…金運や幸運上昇・夢の実現
緑…身体健勝・才能開花
黄緑…無病息災・精神安定
橙…子宝成就・災難除け
桃…恋愛成就・愛情運上昇
紫…健康長寿・品格
金…金運向上・仕事運上昇
銀…自己実現・安産吉祥
黒…商売繁盛・事業繁栄
白…受験合格・目標達成
青…学業向上・才能向上
色にはこんなに種類があるのですね!?
そして、意味もそれぞれ違います。
自身の願い事に合わせて買いたいですね。
まとめ
いかがでしたか?
だるまの供養をお願いする際は、
どこへお願いするにしても、
一度確認をしておいた方がいいです。
色にも意味がありますので、ご自分の願い事に合わせて購入し、
願いを込めて左目を入れましょう。