幹事や司会を頼まれて、鏡割りをする事になったらどういう流れなのか、
気をつける事って何なのか、悩みますよね。
そうそう鏡割りはしませんから、当然です。
ここでは、鏡割りについて順番や気を付けなくてはいけないことなどを
ご紹介します。
これは常識です!?鏡割りと乾杯どっちが先?
《鏡割りとは》
○鏡餅を割ること
○樽酒の蓋を割ること
なのですが、通常『鏡割り』ではなく『鏡開き』と言います。
お餅や樽の蓋を神様の宿る鏡に見立てており、
そのご利益を頂くというものですので、
『割る』という忌み言葉ではなく、
『開く』という縁起の良い言葉を使います。
とは言っても、『鏡割り』という言葉も聞きますよね。
『鏡割り』とは本来、『樽酒の蓋を割ること』を言います。
樽酒の蓋は鏡と呼ばれていたので、
それを割ることから『鏡割り』と呼ばれることもあります。
鏡餅の餅を割ることが『鏡開き』です。
言葉の縁起や運を気にする日本人の風習もあり、
どちらも『鏡開き』と呼ぶのが一般的です。
ここでは、鏡餅ではなく酒樽の方をお話しするので、
あえて『鏡割り』と表現します。
『鏡割り』は、行事としては、和式の結婚式や
新年会・選挙の出陣式などで行います。
《鏡割りと乾杯の順番》
『鏡割り』は『乾杯の前』に行います。
『鏡割り』がない場合は、乾杯をする人を指名して、
その方に任せれば良いですが、『鏡割り』がある場合は
司会者が進行しなくてはいけません。
その際
「グラスをお持ち下さい。」
ではなく、
「升をお持ち下さい。」
とします。
そもそも鏡割りと鏡開きでは指すものが違かったのですね。
縁起を大切にする日本人だからこそ、
両方とも鏡開きとなったそうですが、
鏡割りも間違いではないのですね。
間違いではないですが、やはりお祝いなど縁起を担ぐような席では
避けたい言葉です。
鏡割りをする場合の乾杯で気を付けたいこと
まず第一に、『鏡割り』は縁起の良いものですので、
司会を頼まれた場合は『明るく活気のある声』を出しましょう。
《準備》
準備の段階から気を付けたいことがあります。
○『鏡割り』をする樽酒の蓋は、簡単に割れるように細工をしておきます。
(割れないと次に進めません。)
○木槌は割る人分、用意します。
(足りなかったりしたら、大変です。)
○乾杯用の升酒は、別のものをあらかじめ用意します。
(大勢だった場合、時間がかかってしまうので
スムーズに進行をするためです。)
《掛け声》
樽酒の蓋を開ける『鏡割り』の掛け声と言えば
「せーの」
「よいしょー」
ですが、「よいしょー」を2から3度言う時もあります。
事前にしっかりと打ち合わせをして、
1人で先に開けてしまわないように気を付けましょう。
基本的には
結婚式では「よいしょー」は1回です。
企業の式典などでは「よいしょ よいしょ よいしょー」の
3回目の「よいしょー」で開けることが多いです。
そして、掛け声は大きい声であればあるほど、
運が舞い込むと言われているそうです。
ここでも、恥ずかしがらずに大きな声で言いましょう。
準備と打ち合わせは気を付けてしっかりと行った方が
良さそうです。
掛け声は1回なのか3回なのか。
木槌は人数分あるか。
蓋に細工はしたか。
などなど、失敗がないように気を付けなくてはいけませんね。
まとめ
いかがでしたか?
そう何度もある鏡割りではありませんから、
鏡割りをする順番の確認や準備、打ち合わせをしっかりと行えば、
失敗のない素敵なものになります。
そして、活気のある大きな声の司会で運を呼び込みましょう。