春が近づくと、ふきのとうが美味しい季節になります。
独特なあの味は苦手な方もいますが、
好きな人にはとてもクセになる味です。
そんな、ふきのとうのあく抜きについて、
ご紹介します。
「ふきのとう」あく抜きしないとどうなる!?
あく抜きをする理由
あく抜きをする理由は
○《無駄な渋み》
○《えぐみを取る》
ためです。
『えぐみ』とは苦味とは違い、
口に入れると舌が荒れてしまいます。
そんな『渋み』や『えぐみ』が残っていては、
美味しく食べられません。
『渋み』や『えぐみ』を取るために、しっかりとあく抜きをします。
ふきのとうのあく抜きと下処理の方法
①ふきのとうを軽く水洗いします。
(まわりの黒い葉は、取り除きます。)
②ふきのとうを鍋に入れたら、
ひたひたになるくらい水を入れて、5分程ゆでます。
(ふきのとうの中まで火が通れば大丈夫です。)
③すぐに冷水に取り、ひと晩水につけておくことで、
あくが抜けます。
*ひと晩待てない場合は、
鍋の中に重曹を小さじ1/2ほど入れます。
同じく5分程ゆでて冷水にとります。
ポイント…冷水に入れることでキレイな緑色になります。
『ふきのとう』とは
ふきのとうは『花のつぼみ』です。
時期は12月頃から出回り始めて、
3月から4月頃までがシーズンです。
地域によっては、5月頃までシーズンの場合があります。
花が咲いたあとに伸びてくる葉が、『ふき』です。
『ふき』も美味しいですが、
『ふきのとう』の方が栄養価が高いです。
ふきのとうは主に
『ふきのとうの天ぷら』や『ふきのとう味噌』で食べられます。
ふきのとうを美味しく食べるには、
あく抜きは必須なんですね。
旬な時に栄養価の高いふきのとうを、
あく抜きをして、美味しく食べたいですね。
ふきのとう、あく抜きしないと体に悪い!?
『ふきのとう』や『わらび』などの山菜は
『発ガン物質』があるので、
そのまま食べるのは危険です。
『発ガン物質』以外にも
『鉄分』や『カルシウム』の吸収を妨げるものもあります。
○鉄分が不足すると?
鉄分が不足すると、
免疫低下や貧血・皮膚病・幻覚・味覚異常などが起こります。
○カルシウムが不足すると?
カルシウムが不足すると、歯や骨が弱くなるので
成長不足や動脈硬化・イライラなどが起こります。
そして、『あく』は結石の原因になります。
腹痛や嘔吐・排尿障害・血尿・激痛などをともないます。
これらを防ぐためにも、
あく抜きをしっかりとやることをおすすめします。
山菜をそのまま食べると、
発ガン物質があるなんて知りませんでした…。
鉄分やカルシウムの吸収まで妨げてしまうなんて…。
ちゃんと下処理をしてから、食べなくちゃいけませんね。
まとめ
いかがでしたか?
美味しい山菜は、
きちんと下処理をしてから食べないと体に悪いようですね。
あく抜きは難しくはありませんから、
栄養価の高いふきのとうを、
しっかりと下処理をして美味しく食べましょう。