木の温かみと、使えば使うほど味が出てくることから
木製の商品は魅力で一杯です。
でも、お手入れをしっかりしないと
カビが生えてくることも。
特に水場で使う木桶の扱いは
尚更注意が必要です。
今回は、木桶にカビが生えた時の対処法、
正しい保管方法についてお話します。
木桶のカビどうすれば取れる?
丁寧に扱っているつもりなのに
カビが生えてしまってショック・・・
不衛生な感じがするから捨てちゃおうかな・・・
対処が早ければ綺麗に取れるかも!
以下の方法を試してみてください。
*基本のカビの取り方*
木桶にカビが生えてしまったら、
エタノールかオキシドールをスプレーします。
乾くのを待ってからしっかりと布でふき取りましょう。
これだけで生えたての根の浅いカビは取れます。
濡れた状態でふき取ると
カビが更に広がってしまうので注意してください。
*それでも取れない時は*
根が深くまで入り込んでいるカビは
なかなか落ちません。
少々抵抗がありますが、
表面を軽く削る必要があります。
木桶に漂白剤で濡らした布をかぶせ、
上からラップをかぶせます。
少し時間を置いたらラップを外し、
漂白剤が乾いた状態で
サンドペーパーで表面を削ります。
あとは薬剤が残らないようよくすすいでください。
ポイントは酸素系漂白剤を選ぶことです。
塩素系のものは木を傷めやすいので避けましょう。
カビを生やさない方法
みなさんご存知の通り、
カビは湿気の多い環境で生えやすいもの。
特に20度から30度の温度の時が
微生物が活発化しやすいとされています。
使った後は乾いた布で水気をふき取り、
出来るだけ風通しの良いところに置くように
心掛けてください。
置くときは壁に立てかけるようにして、
桶の中にも空気が入るようにしましょう。
これで桶のタガが緩んでくるのも防止できます。
ただ、木は乾燥させすぎると縮んでしまうという性質が。
木の水分を余分に取ってしまうので、
くれぐれも直射日光を避けて保存しましょう。
紫外線は木製品にとって大敵でもあります。
長期間使わないときは
湿気が多すぎても駄目、
乾かしすぎても駄目・・・
いかにも扱いが面倒に思えてしまいますが、
・使用後は汚れを残さないようしっかり洗う
・使わない時は乾かし、風通しが良いところに置いておく
というルールを守れば清潔に使い続けることができます。
そして、長い間使わない時は
木桶を新聞紙で包んで保管するようにしましょう。
汚れを防ぐだけでなく、新聞紙の適度な湿気が
木を乾燥から守ってくれます。
まとめ
ちなみに、昔は今よりも木製の物が出回っていましたが、
家の構造が風通しよく作られているため、
カビの害はほとんど無かったそう。
現代の暮らしで木桶を使うには、
普段からのちょっとした心がけが必要なようです。
コメント