炊きたてのご飯を入れるためのおひつは、
炊飯器などがなくお釜でご飯を炊いていた時代に、
ご飯をお釜に入れたままにしておくと焦げてしまうことから、
おひつに移して食卓に持っていくために生まれた
昔ながらの台所用品です。
おひつにはプラスチック製のものや陶器製のもの、
セラミック製のものなどもありますが、
サワラやヒノキなど木製のものが
昔ながらの味があっていいものです(*´ω`*)
木製のおひつにご飯を入れると、
炊きあがりのご飯の余分な水分を吸い取って
ふっくらした食感になり、
湿度を一定に保ってくれるので
ご飯のおいしい状態が長く保てるといいます。
見た目的にも木製のおひつに入ったご飯って
なんだか高級そうでおいしそうに見えますよね( ^ω^ )
でも、
「木製のおひつって何だかお手入れが大変そう・・・
実際使っていたら、なんだか黒ずんできちゃった!
ということでお悩みの方も結構いらっしゃいます(~_~;)
そこで、木製のおひつの黒ずみの原因から防止方法、
お手入れ方法までご紹介していきたいと思います(*^^)v
おひつの黒ずみって何?カビ?
おひつの黒ずみの原因は、
・乾かしが足りないことによるカビ
・水垢によるもの
・米のでんぷん質と木のタンニンが反応してできたもの
などがあるようです。
下の2つは害はないようですが、
カビは嫌ですね(;^ω^)
どちらにしてもあまりに黒ずんでいるのは
見た目的にもよくないですし、
ちょっと心配ですよね。
黒ずみを防止する方法は、
やはり乾かしをしっかりとすることです!
使い終わったら早めに洗って、
乾いたふきんなどでしっかりと水分を拭き取り、
風通しが良く直射日光の当たらないところで乾かします。
直射日光を当てると変形や変色の可能性があるそうなので
避けましょうね。
長時間水につけておくことも
カビの原因となるので避けましょう。
おひつの黒ずみをキレイにする方法とは
残念ながら黒ずみができてしまったら・・・
対処法をいくつかご紹介しますね。
木目にそってたわしでこする
黒ずんでいる部分を木目にそって
たわしで丁寧にこすってみましょう。
これで軽い黒ずみならある程度落ちるはずです。
重曹などをつけてこすってもいいです。
あまり強くこすり過ぎると、木が毛羽立ったり、
柔らかい部分だと変形してしまう場合もあるので
気を付けながら洗いましょう。
紙やすりで削る
たわしでこすっても落ちなかったら、
紙やすりを使って黒ずみの部分を削って落とします。
この時も必ず木目にそってこするようにします。
紙やすりは必ずおひつが乾いた状態で行うようにし、
目の粗いもの→細かいものの順で使うようにしましょう。
台所用漂白剤を使う
上記の二つをもってしても無理な場合は、
最終手段として漂白剤を使います。
ただし、変色や漂白剤特有のニオイ残りの可能性があるので
あまり長時間は使わないようにしましょう。
専門の業者にお願いする
自分でどうにもできない場合は、
専門の業者に頼んで黒ずみの除去、
修理等をお願いすることもできます。
予算は、おひつの形状や材質により異なるので
何とも言えませんが、
私が調べたところでは3000~4000円ということでした!
まとめ
おひつのお手入れ方法や黒ずみの対処法について
ご紹介してきました☆
私は自宅でおひつは使用していないのですが、
木製のおひつを使うメリットを今回初めて知って
ナルホドと思いましたね(^^)
伝統のものはやはりそれだけの理由があるんですね。
実家ではおひつではなく木製の寿司桶を
よく使用していたのですが、
ご飯の湯気の中に木のよい香りが混ざって
ご飯がおいしく感じられたのを思い出しました。
お手入れはちょっと大変そうですが
木製のおひつや寿司桶があると
食卓にご馳走感が醸し出せるので
一個くらい持っておいても便利かな~と思いました(笑)
・・・なかなか安い買い物ではないですが(^^;
それだけにおひつをお持ちの方は
日々のお手入れを万全にして、
長く大事に使えるようにしたいものですね。