結婚して10年あまり、
実家の母が泊まりに来てわが家で夕飯を作ってくれる時
必ず“何⁈この切れない包丁!”
と言っては研ぎ石を出して包丁を研いでくれます。
母が研いでくれた後は、スパッ!スパっ!と切れて、
音まで違うように聞こえ
キャベツの千切りもいつも以上においしそう!
きちんと研いである包丁一つで料理も変わる⁈
あなたは研ぎ石、使えますか?
研ぎ石の使い方
研ぎ石は目的によっておおまかに3種類あります。
“荒砥”は刃が欠けたときに使い、
“中砥”は包丁が切れなくなった時に使います。
このほかに切れ味をよくするために“仕上げ砥”がありますが、
普通の家庭では中砥のみを利用している人が多いです。
研ぎ石の使い方
1 5分ほど研ぎ石を水に浸す
2 濡れタオルの上に研ぎ石を置く
3 研ぎ石に対して約45~90度くらいの角度で 一定の方向に前後させ、刃先から柄側まで全体的に研ぐ
両刃の包丁の場合は、裏と表を同じ回数研ぐこと。
使い方を間違えると大変なことに
使う前に水に浸す研ぎ石ですが、
水の中に入れっぱなしにしていると割れてしまう恐れがあります。
また、研ぎ石の表面に凸凹があると
包丁をうまく研ぐことができません。
使い終わったら水を付けながら砥石をこすって
凸凹をなくしておきましょう。
その後よく洗い、水気を拭きとってからしまいます。
乾かすために日光に長く当てると割れてしまう恐れがあります。
研ぎ方の注意点としては、包丁が薄くなったり、
形がかわったりするほど研ぎすぎないこと!
万一、包丁がかけたり折れてしまったりした場合は
包丁研ぎのプロにお任せすることをお勧めします。
まとめ
実家の母が来た時だけ切れ味が良くなるわが家の包丁。
料理上手とは言い難い私は、切れ味の悪い包丁では
指を切ってしまう事も多かったので、
いつしか母が“シャープナー”を買ってきてくれました。
それ以来、私は普段包丁をシャープナーの隙間に
6回ほど入れてから使うようにしています。
これだけでも切れ味はだいぶ違います!
そして、母は相変わらず、
来ると研ぎ石を出してきれいに研いでくれます。
今は実家から遠く離れたところに住んでいるので、年に数回だけですが、
母が研いでくれている姿は、何とも言えず安心するというか、懐かしく、
見ていてとてもうれしくなります。
私も、将来娘の家に行った時に包丁を研いであげられるように
そろそろ研ぎ石の使い方を再度練習したいと思います。