季節の変化による体の反応は、人によってさまざま。
雨が長く続く不安定な梅雨の時期でも、とくに体の変化をなにも感じない人もいれば、「腰が痛いから、雨がふるのかも」と、体の痛みで天気予報ができてしまう人までとさまざまです。
このように、季節や天候によって、体の痛みが出てしまうのは、なぜなのでしょうか?
雨がふると、どうして体が痛くなるの?
私たちの体のさまざまな機能をコントロールする自律神経は、気圧によって変化します。
高気圧のときには交感神経が優位になり、脳や筋肉のはたらきが活発になります。
しかし、梅雨の入り始めに発症しやすい低気圧のときには、副交感神経のほうが優位に働きます。
副交感神経が優位に働くと、脳や筋肉はリラックスするのですが、同時に血圧が下がって細胞へ行き渡る酸素の量が減少するため、自然と全身の機能も低下しがちになり、痛みなどの体の不調が出やすくなるのです。
また、副交感神経が優位に働いているときには、痛みを増す作用のあるプロスタグランジンという物質が分泌されやすくなるため、腰痛の持病があったり、手術をしたことがあるような人は、体に痛みがでるようになるのです。
長雨で痛む体・・・どうしたら?楽になる?
関節痛を和らげるには、体を温めて血液の流れをよくすることが大切です。
お風呂に入ると血流がよくなるので、痛みが改善するほか、余分な水分が腎臓から排出されるため、関節痛の原因である湿邪(病気の原因となる湿気)も体から除去されます。
また、日頃から適度な運動を行って、汗と一緒に余分な水分を排出することも効果的です。
【座ったままでできる 簡単運動不足解消体操】
痛みを改善するには、血流をよくすることが大切です。
椅子に座ったままでもできる簡単な体操をご紹介します。
1、椅子に座ったまま、深呼吸を3回します。
2、両腕を胸の前で軽く組んだまま、
お尻を左右に傾けて、片方のお尻を持ち上げます。これを左右3回ずつ行います。
3、 両腕を胸の前で組んだまま、左右に体をひねります。
息を止めると血圧が上がりやすくなるので、息を止めないように気をつけましょう。
鼻から息を吸い、体をひねるときに息をゆっくり出すといいでしょう。
これらの体操により、腰の筋肉を柔らかくすることができます。
また、第2の心臓ともよばれる、ふくらはぎの筋肉を使うと、血流がよくなります。
椅子に座ったままでも、ふくらはぎの筋肉を効果的に使って血流をよくする体操をご紹介します。
<つまさきの上げ下げ>
椅子に座り、かかとは地面につけたまま、つま先を上に持ち上げます。
この時に、ふくらはぎの筋肉を特に意識して、伸ばす様にしましょう。
3~5秒の間、キープして10回程度を繰り返します。
<かかとの上げ下げ>
次は、つま先を地面から離さずに、かかとのみを浮かせる様にしましょう。
このときに、足の甲が伸ばされているようなイメージを持ちながら、ゆっくりと行います。
3~5秒間保持して10回程度繰り返します。
<膝を伸ばし、つま先の上げと下げをするストレッチ>
椅子に座り、脚を前方に伸ばします。
伸ばした状態で、つま先を手前側に引く、外側に押し出すという足首を動かす動作を交互に行います。
固まっていた足首をゆっくりと前後に動かすことで、足先で停滞しがちな血流を改善させる効果が見込めます。
2~3秒ごとに前後の動作を繰り返し、それを10回ほど行います。
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【まとめ】
痛みが起きないように、日頃から体を温めたり、適度な運動して血液の流れをよくすることが大切です。
骨盤ケアベルトのような、負担が減るものを使用し体を動かすのも良いと思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。