栗きんとんと栗金時との違いとは?実はちゃんとした意味があった!

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おせち料理に入っている

栗きんとんをご存知の方は多いと思います。

ですが、栗金時と言うのもありますよね。

この違いって何なんでしょう。

ここでは、

栗きんとんの意味栗金時との違いについてご紹介します。

栗きんとんがお正月料理に欠かせない意味は??

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『栗きんとん』とは、おせち料理の口取りの1つです。

口取りとは、『口取り肴(くちとりさかな)』の名残りとされていて、

吸い物と一緒に出す皿盛り物のことです。

口取りには、栗きんとんの他に

昆布巻き・伊達巻・紅白かまぼこなどがあります。

口取りの栗きんとんは、

重箱が3段の場合は1段目に詰められ、

4段や5段の時には2段目に詰められることが多いようです。

栗きんとんがおせち料理に入れられるのには、2つの意味があります。

勝負運

勝ち栗』という言葉がありますが、

栗は昔から縁起の良いものとされてきました。

『勝ち栗』は『何事にも勝つ』と言われており、

幸先のよい食べ物として好まれてきたのです。

勝ち栗とは、栗の実を殻のまま干し臼でついて、

殻と渋皮を取り除いたもののことで搗ち栗(かちくり)と言います。

搗ちが勝ちに通じることから、

武士にとって縁起物となり、

祝膳や出陣の時などに添えられていました。

それが勝負運となり、今では栗きんとんにつながり、

おせち料理に入るようになったそうです。

金運

金運を招いて財運をもたらすと言われています。

栗きんとんは、

1)漢字で『栗金団』と書きますが、『金の団子』という意味です。

財宝や金塊に見立てて、

経済的に豊かな生活と例えています。

2)黄金色が財宝を表します。

見た目の色は、綺麗な黄色で黄金色とされ、

その色は大判小判などの財宝を表し、金運を呼ぶものとされています。

3)昔は砂糖がとても貴重でした。

栗は昔からどこでも手に入りましたが、当時は砂糖が貴重でした。

砂糖をたくさん使う栗きんとんは希少価値が高い料理だったことから、

金運に恵まれる食べ物とされました。

このことから『栗きんとん』は、金運を招くとされ、

お金に不自由しないようにと願いがこめられるようになったのです。

おせち料理には縁起のいい料理が数多く入っていますが、

栗きんとんもその1つです。

縁起の良いものを年始から食べるように、

栗きんとんも入れられるようになったんですね。

栗きんとんと栗金時って意味が違うの??

栗きんとんがおせち料理に使われる意味は分かりました。

しかし、『栗金時』と呼ばれるものもあります。

違いは何なんでしょうか。

栗きんとん

栗きんとんには、

おせち料理に用いられるものと和菓子との2種類あります。

《おせち料理に用いられるもの》

サツマイモを茹でて裏ごしをして、

砂糖を加えて火にかけ、

練って作った餡(あん)に、

甘く煮た栗を混ぜた料理です。

《和菓子》

栗を蒸したり茹でたりした後に裏ごしをして、

砂糖を加えて火にかけて練って作った餡(あん)を

茶巾しぼりにしたものです。

栗金時

金時』とは、甘く煮た小豆のことです。

よく、カキ氷にのせられています。

他にも金時豆や金時ニンジンなどいろいろあります。

この『金時』というのは、坂田金時のことだそうです。

坂田金時とは金太郎のことで、

いつも赤い顔をしていたので、

赤いものを金時と例えるようになったのが始まりだそうです。

小豆も赤いからですかね。

栗きんとんは、サツマイモと栗を使った料理で(もしくは、栗のみ)

栗金時は、小豆と栗を使った料理だと、私は思います。

というのも、少しややこしく解釈の仕方がいろいろあるようで、

金時が小豆のことを指すので小豆と栗を使った料理と解釈する人と、

栗のように甘い金時芋(皮が赤い)を使ったのが栗金時

と解釈する人とがいます。

どちらが正解なのか…

あくまでも著者の解釈ですが、

金時豆や金時ニンジンがあるように、金時芋も食材の名前なので

栗金時』となると栗を使った金時になるのかと…

いろいろ調べてみましたが、上記のように答えは2通りありました。

ただ、栗きんとんと栗金時とは違う食べ物のようですね。

おせち料理に栗金時は使われないので、

縁起物の由来はないようです。

まとめ

いかがでしたか?

栗きんとんには、縁起の良い意味があるから

おせち料理に使われます。

『きんとん』と『金時』の違いは材料なんですね。

特におせち料理に使われる栗きんとんの意味を知っていると、

年始から有り難い気持ちを持って食べられそうです。

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