国旗にはいろいろありますが、
特に三色の国旗は似たような配色で国も多く、
なかなか覚えられませんよね。
ここでは、三色国旗の国にはどんな国があるのかと、
それぞれの色の意味をご紹介します。
三色国旗の国は
1-1【縦三色の国旗】(左からの色を順に)
○コートジボワール共和国
《オレンジ・白・緑》
○アイルランド共和国
《緑・白・オレンジ》
○イタリア共和国
《緑・白・赤》
○フランス共和国
《青・白・赤》
○ルーマニア
《青・黄・赤》
○チャド共和国
《青・黄・赤》
※ルーマニアの国旗と全く同じ
○ベルギー王国
《黒・黄・赤》
○マリ共和国
《緑・黄・赤》
○ギニア共和国
《赤・黄・緑》
『縦三色の国旗の真ん中は、白か黄色です。
ヨーロッパには紋章文化があり、
「紋章学」という学問があります。』
その中のルールで
①紋章の色は、金属色と原色の2種類。
②金属色は、金(黄色)・銀(白)の2つ。
③原色は、青・赤・紫・黒・緑の5つ。
④金属色・原色同士が、隣同士に配置されてはいけない。
があります。
この紋章学のルールを国旗にも適用されたのが、
縦の三色国旗です。
*横三色国旗には、このルールが
あまり守られていません。
1-2【横三色の国旗】(上からの色を順に)
○リトアニア共和国
《黄・緑・赤》
○ブルガリア共和国
《白・緑・赤》
○ハンガリー共和国
《赤・白・緑》
○イエメン共和国
《赤・白・黒》
○ルクセンブルク大公国
《赤・白・水色》
○オランダ王国
《赤・白・青》
○シエラレオネ
《緑・白・青》
○エストニア共和国
《青・黒・白》
○ガボン共和国
《緑・黄・青》
○アルメニア共和国
《赤・青・オレンジ》
○ドイツ連邦共和国
《黒・赤・金》
縦三色の国旗は、紋章学のルールがあるので、
なんとか覚えられそうですが、
横三色の国旗はルールがないので
自力で覚えるしかなさそうです。
それぞれの色の意味は
○コートジボワール共和国
【オレンジ…建国への情熱】
【白…空・精錬・南北の統一】
【緑…未来への希望・南部の密林地帯】
○アイルランド共和国
【緑…カトリック教徒・ケルト人】
【白…両者の結びつき】
【オレンジ…プロテスタント・アングロサクソン系住民】
○イタリア共和国
【緑…国土】
【白…アルプスの雪・正義・平和】
【赤…愛国者の熱い血】
○フランス共和国
【青・白・赤…一色ごとの意味はなく、
三色揃って『自由・平等・博愛』】
○ルーマニア
【青…空】
【黄…穀物】
【赤…独立のための戦いで流された血】
○チャド共和国
【青…空・チャド湖・南部地方】
【黄…太陽・砂漠・北部地方】
【赤…国の進歩と統一】
○ベルギー王国
【黒…力】
【黄…充実】
【赤…勝利】
○マリ共和国
【緑…農作物】
【黄…鉱物資源】
【赤…独立のための戦いで流された血】
○ギニア共和国
【赤…独立のための戦いで流された血】
【黄…太陽・肥沃な大地】
【緑…豊かな植物・希望】
※肥沃(ひよく)…土が肥えていて、
農作物がよくできる地。そのさま。
○リトアニア共和国
【黄…小麦・貧困からの解放】
【緑…森林・希望】
【赤…独立のための戦いで流された血・勇気】
○ブルガリア共和国
【白…平和・フラブ文化】
【緑…大地の恵み・自由】
【赤…国民の勇気】
○ハンガリー共和国
【赤…愛国者の血・力】
【白…平和・誠実】
【緑…希望】
○イエメン共和国
【赤…独立の情熱】
【白…未来への希望】
【黒…イスラムの勝利】
○ルクセンブルク大公国
【赤・白・水色…各色に意味はなく、
ルクセンブルク公の紋章に使用された色を、
組み合わせた】
○オランダ王国
【赤…国民の勇気】
【白…神への信仰心】
【青…祖国への忠誠心】
○ロシア連邦
【白…高貴・自由・ベラルーシ人】
【青…名誉・独立・ウクライナ人】
【赤…愛・平等・ロシア人】
○シエラレオネ
【緑…農業・天然資源・丘】
【白…正義・統一】
【青…大西洋】
○エストニア共和国
【青…空・湖沼・忠誠・相互信頼】
【黒…抑圧された民族・大地・祖先】
【白…雪・未来・自由への戦い】
○ガボン共和国
【緑…原生林】
【黄…赤道・太陽】
【青…豊かな水・大西洋】
○アルメニア共和国
【赤…独立のための戦いで流された血】
【青…空・希望・国土】
【オレンジ…小麦・神の恵み・勇気】
○ドイツ連邦共和国
【黒…勤勉・力】
【赤…熱血】
【金…栄誉】
各国それぞれ意味が違うものも多いですが
【白…統一・平和・希望】
【青…忠誠・空・水系】
【赤…血・情熱・勇気】
【緑…農業・大地系・森林系】
【黄…太陽・作物系】
が、それぞれ多いように思います。
お国柄にそったものが多いので、
どんな国かを理解すると覚えやすいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
本当に3色国旗の国は多いです。
色の並びが違うだけなので、
覚えるのが大変ですが、国の歴史や特徴を理解して、
結びつけてみてみると覚えやすいと思います。