強い人はこう覚えている!百人一首の覚え方のコツとは

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なにはともあれ百人一首を全て覚えなければ、
かるたの入り口には立てません。

百人一首を100首覚えているのは
最低限の基本です。

しかし、百人一首を覚えるのは容易ではなく、
呪文のように唱えても暗記はできません。

ここでは、具体的に百人一首の覚え方を
紹介したいと思います。

暗記するのに苦戦している方はぜひ、
参考にしてみてください。

かるたにおいて必要不可欠なのが「決まり字
この決まり字をまず覚えてしまえば
札を早く取ることが出来ます。

上の句の文字の一部が読み上げられたところで、
どの下の句の札を取ればよいのかが判定できるために
100首丸暗記は必要です。

特に、最初の第1文字目だけで判定できる
1文字決まり」は必ず覚えないといけません。

この一枚札は『むすめふさほせ』の
それぞれから始まる7首です。
この7首は、上の句の頭文字をとって、
む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と
セットにして覚えるのが一般的です。

一番初めに覚えるのは「1文字決まり」から
始めましましょう。

また、決まり字と下の句の数文字を
語呂合わせにして覚える人も多いです。

語呂合わせで覚える‼ 有名な歌から覚える

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百人一首の暗記の語呂合わせで
覚えるのは効果的です。

覚える順番としては1文字決まりの7首、
次に「5字決まり」を覚えるなど工夫すると、
頭に入りやすくなります。

1文字決まりの「むすめふさほせ」を覚えたら
次は5字決まりを覚えましょう。

5字決まりはたった2首だけ。

「よのなか つねにもがもな なぎさこぐ
 あまのをぶねの つなでかなしも

「よのなか みちこそなけれ おもひいる
 やまのおくにも しかぞなくなる

世の中「は」なのか、世の中「よ」なのか、
ここがポイントです。

4文字決まり6首6文字決まり6首

そうやって、順番におぼえていくといいかもしれません。

語呂合わせの仕方は人それぞれ違いますが、
例えば

上の句 下の句 覚え方
秋の田の かりほの庵の苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ 秋の田の
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 春過ぎて
田子の浦に うちいでてみれば 白妙の  富士の高嶺に 雪は降りつつ  田の浦

語呂合わせで覚えることで、
上の句と下の句の出だしだけは覚えることができます。

もう一つ、有名な歌知っている歌
まずは覚えていくのも効果的です。

上の句の出だしでも、好きな言葉や語句でも、
感覚的な音感でもいいので、
きっかけを見つけて覚えていきましょう。

まず手始めに、こんなところからはいかがですか?

・ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
 からくれなゐに 水くくるとは
(在原業平朝臣)

・花の色は うつりけりな いたづらに
 わが身世にふる ながめせしまに
(小野小町)

在原業平朝臣のちはやぶるで始まる歌は
競技かるたを題材にしたアニメ「ちはやふる」の影響もあり
知っている人は多いのではないでしょうか。

こんな風に知ってる歌や興味を持った歌から
覚えていくと案外すんなりと頭に入ってきて
覚えられます。

そして意味を知って覚える‼

歌の意味が分かると、一つ一つの札のイメージがはっきりして、
取るスピードの向上やお手付きの防止につながり、
競技かるたをやるのにも良い影響があります。

百人一首の中には恋愛の歌が沢山あります。

恋に関する和歌は時を超えても共感しやすく、
意味を知る事で自然に早く覚えられるのではないでしょうか?

まず、上記で紹介した在原業平朝臣の歌の意味は
 ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
 からくれなゐに 水くくるとは 在原業平朝臣

解釈は
 神々が住み、不思議なことが当たり前のように起こっていた、
 いにしえの神代でさえも、
 こんな不思議で美しいことは起きなかったに違いない。
 奈良の竜田川の流れが、舞い落ちた紅葉を乗せて、
 鮮やかな唐紅の絞り染めになっているなんて。

この歌は「屏風歌」です。

屏風歌とは、屏風に描かれた絵に合わせて、
その脇に和歌を付けたものです。

また、在原業平朝臣は伊勢物語の主人公とされ、
小野小町のように「伝説の美男で風流才子」とされました。

小野小町の代表作で
「花の色は移りにけりないたづらに
 わが身世にふるながめせしまに」は、
色あせた花に自分の姿を重ねた歌です。

解釈として
 栄え咲き誇った桜の花も、
 むなしく色あせてしまったわね。
 私が降り続く長雨でぼんやり時間をつぶしているうちに。
 私の美しい容色も衰えてしまいました。

小野小町の名は、「小野家の末娘」ぐらいの意味で、
「町」は、この時代には女性の呼称として使われていました。

しかし、小野小町が絶世の美女であったことから、
その後美しい女性のことを 「小町」と呼ぶようになったといいます。

覚える時に1番大切なことは、
歌を作った人の心情を理解することです。

そのためには、当時の人の日常の生活や、
価値観、風習、身分関係などを知る必要があります。

百人一首を解説した書籍などを参考に意味などを
理解するとよいかもしれません。

そこで皆さんが知っているマンガ、
ちはやふるの解説本がおすすめです。

親しみやすいこちらの本は、
時代順に並べられた番号順では無く
「恋」「春夏秋冬」…etc など7つのカテゴリーで分けられ、
百人一首の中で最多の43首を収める「恋」は、
例えば「忍ぶ恋」や「後朝」といったテーマごとに
まとめられています。

本書を最初から通読することで、
百人一首が全体でどういう歌で構成されているのかよく分かり、
歌や詠み人に関する雑学が豊富で
よりその時代を知ることが出来ます。

小難しい解説になりがちな百人一首を非常に親しみやすく、
理解しやすいようにまとめられた一冊だと思います。

ちはやふる公式和歌ブック:講談社

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歌の背景や文法的な説明が百首の順番ではなく、
恋の歌や別れの歌などで分かれているので
追いかけやすいです。

多くの要素が多面的に歌を理解できるようになっていて
優れていると思います。

どんな人にも平等に降りかかるのが時間の流れ。
平均寿命の短かった平安時代には、
自分の姿と時間には特に敏感だったのでしょう。

百人一首の中には、素敵な恋愛の歌がたくさんあります。

百人一首を覚えるためには、
まず短歌のわかる言葉から連想されるイメージを
頭に思い浮かべながら歌を詠んでいきましょう。

その歌の文章を理解して詠むのと、
理解しないでただ詠むのとでは暗記力に
かなりの差が現れます。

楽しみながら覚えるのが、
もっとも効率の良い暗記方法だと思います。

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