福袋!
私の毎年の楽しみでした。
でも何十年も前は、お店で売れ残った物を入れているとして、
そんなに人気がなかったのも覚えています。
でも最近はその名のごとく、福が一杯
入っているお得な福袋が勢ぞろいですね。
そんな商業商戦の中にも、質の悪い福袋もあるみたいです。
今回は「優良誤認」について、詳しく調べてみましょう。
景品表示法で定める優良誤認とは?
⑴ 景品表示法では。
景品表示法では、消費者に誤認を招くような
表示をすることを禁止しています。
実際のものよりも、ずっと優良に表示する事を
不当表示と言いますが、この行為を禁止しているものです。
⑵ 優良誤認表示の意味って?
商品の品質や内容を、実際の品物よりも
著しく優れた物として表示し、不当に顧客を誘い、
消費者の選択を阻害するおそれのある表示を、
優良誤認表示と言います。
⑶ 不当な表示の禁止
うその表現から消費者を守るために、
不当な表示を禁止するとされています。
⑷ 過大な表示の禁止
大げさで過剰な表現で、消費者が惑わされないように、
過大な表示を禁止するとされています。
どんなのが優良誤認になるの!?
⑴ 品質上のウソ
食物の産地をごまかす
機械製造なのに手作りとする
原材料の数値の違い
外国産牛なのに国産牛と偽る
などのウソの表示は、全て優良誤認とされています。
⑵ 価格などのウソ
調べてもいないのに、日本一安いなどと表示する。
他社製品の値段を調べてもいないのに、
他社の商品よりも安いと表示する。
など、調査したわけでもないのに嘘を述べて、
自社の方が有利だと表示する事を、
有利誤認表示と言い禁止されています。
⑶ 誤解を与える表示
私の夫が不動産関係の仕事だったので知っているのですが、
不動産業には「おとり広告」というのがあり、
実際にはない安くて良い物件を広告に出し、
顧客を取る方法があるのです。
お客様がその広告を目的に来たら、
「もう売れました」と言って、
違う高い物件を売りつけると言う手段です。
これも不当な表示として、景品表示法に引っかかります。
⑷ うっかりした時
フランチャイズチェーン店などで、本店が
表示した広告になどに、他のお店が
ついていってなかったり、間に合わなかった場合など、
知らずにうっかりして表示してしまった時も、
違法に当たる事があります。
まとめ
このように商品広告の日付や、成分表示、
料金内容やサービスの写真、イメージなどをチェックして、
実際に消費者が購入した物と比較する事が大事です。
福袋では良く、〇〇 円相当と書いてある場合がありますね。
この金額よりも内容の品が、著しく定額であった場合や、
品質がとても悪かったり、賞味期限が切れていて
古かったりした時も、この景品表示法に
引っかかる場合があるので、充分に注意してみましょうね。