著者も共働きだったので、働くママが大変なのは
痛いほど理解が出来ます。
特に大事な子供を預ける場所は、安心出来るところで、
心配する事なく仕事に集中したいですよね。
その点では保育園に代わる、このセブンイレブンのアイデアは、
「ブラボー」といったところではないでしょうか。
どういった内容?
セブンイレブンが人手不足の対応で、女性店員を増やす為に、
「セブンなないろ保育園」
という名前の保育園を、店舗の二階に設置する事を発表しました。
まずは東京都と広島市の二件で、
朝の8時〜夜の8時まで、
0歳〜2歳の子供を預けられます。
基本的には、店舗で働く女性店員向けの保育園ですが、
地域住民も利用可能だそうです。
他にも似たような事をやっている会社
ファミリーマートも、来春から店員が使える保育園を
設ける予定としています。
待機児童って何?
だいたい待機児童って何の事なのでしょう?
小学校に入る前の子供で、
保育所に入れたいけれどどこもいっぱいで入れずに、
入園を待っている児童の事を「待機児童」と言います。
共働きが増えたという事は、働く女性も増えたという事なのに、
自治体が保育園を作るのが追いつかない、というのが実態のようです。
また、自治体が保育園を建てたくても、
都内では土地がない!という問題のほかに、
保育園を建てようとすると、近所の人が
「音がうるさい。子供がギャーギャー言うと迷惑」
という騒音問題もあって、
なかなか先に進まないのが、現実です。
そして、保育士という仕事は、かなりの重労働で
ストレスいっぱいなのにお給料が安すぎるという事もあって、
保育士が足りないという問題も抱えています。
待機児童を、国の許可が出ていない保育園に
預けるという手もあるのですが、
保育士が少な過ぎて子供に目が届かなかったり、
保育料が高過ぎるという事があり、
結局女性が育児休暇を伸ばしたり、
仕事を辞める人も出てきている現状です。
それどころか、保育園が空いている地域へ引っ越す!
という家族もいるとか。
そして、親が何らかの理由で、特定の保育園を希望している場合は
待機児童とは呼ばれず、「隠れ待機児童」と呼ばれ、
何と去年の4月で67.000人以上いて、
待機児童よりもずっと多い人数になっているのです。
この隠れ待機児童は、新しい定義では
「親が育児休業中」で復職の意思がある場合は、待機児童の数に含まれる]
と変わりましたが、親御さんの中には、
「虐待疑惑があったので、近くでもこの保育園には入れたくない。」
とする児童でも、自治体が「特定の保育園希望」として、
待機児童にカウントしないとされています。
このように自治体のカウントの仕方に、
納得がいかない場合も多いのですが、
各地域の自治体で聞き取り調査をして、
判断すると今のところは決まっています。
まとめ
これだけ共働きが増えている日本なのに、
まだまだ実社会は働く女性へのサポートが、
追いついていない、という状況のようです。
いつになったら、女性も子供を安心して預けて、
男性と同じように働ける時代が来るのでしょうか?