V・Rとは、バーチャルリアリティを略したものです。
VRを取り入えれたゲームや、映像を鮮明にするVRゴーグルなど、
色々なシーンで大活躍中の技術です。
そんな中、建築業界でのVR技術の導入が進んでいるようです。
その中でも”VRヘルメット”に注目が集まっています。
VRヘルメットって?
取り入れる利点は?
今回は、VRヘルメットと建築業界の結びつきについてお話します。
VRヘルメットとはどんなもの!?
VRヘルメットとは、”仮想現実”を生み出すヘルメットです。
現実の世界よりも奥行きを出したり、空間が何処までも広がったような
何とも不思議な体験ができます。
その上、現実の物の性質も変えないというのは
凄い技術ですね。
ヘルメットタイプの物は、ゴーグルや眼鏡のタイプよりも
体を動かしてもズレにくいところが利点として挙げられます。
VRヘルメットは建築業界で使える!?
そんなVRの技術が建築の世界でも使われるって
どういうことでしょうか?
建築業界と言えば、工事をする前から完成したイメージを
組み立てておく必要がありますよね。
依頼してきた顧客に構想案を伝える際は、
設計図や模型を用います。
ですが完成後に、なんかイメージと違う?
となることもしばしば。
そう、平面から完成された建物を想定するのは
とっても難しいことなんです。
そこで登場するのがVRの技術。
完成する前から鮮明な映像が出来上がっているわけですから、
顧客と建築士の感覚の差を埋めることに成功したわけです。
実は建築業界ではVRの技術が続々と導入済みなんです。
今回注目したいのは、現場作業での利用。
平面から立体的な案を練るだけでなく、
なんと壁を透視して見ることもできるそう。
・ 空調設備の点検
・ ダクトや排水管の点検
・ 建物内の鉄骨構造の確認
などなど、取り入れられるシーンは沢山あります。
現場作業は危険も多いですから、事前にわかる情報が増えるのは、
安全対策にも繋がりそうですね。
このヘルメットを開発したのはDAQRIという企業。
3種類のカメラを内蔵し、
・ 利用者の位置づけを正確化
・ 空間内の認識
・ 温度測定機能
というハイテク機能を全て搭載したヘルメットです。
建築現場用に開発されたということなので、安全面も考えられた設計ということで、
これからの活躍に期待されています。
まとめ
ちなみに、建築現場でのVRヘルメットの利用は
試験段階のよう。
やっぱり新しい技術の導入には、安全性を証明する必要があるので
長い時間を要しますね。
実用性の幅が広がるVR技術のこれからに
期待したいですね!