着物って着るのが難しいですよね。
昔から着物がササッと着れる人に憧れています。
着物だけではなくて、小物が多すぎてわからなくなるのです!
そんなたくさんある中の、おこしって何なのでしょうか?
調べていきましょう。
着物の下に着るおこしとは!?
着物の下に着る下着のことで、裾除け肌襦袢に分かれます。
⑴裾除け(すそよけ)
スカート丈になった巻き込み式のもので、
長襦袢より2〜3センチ短めに履きます。
⑵肌襦袢(はだじゅばん)
肌襦袢は上半身の下着で着物に合わせて、衿をくります。
前の打ち合わせは、長襦袢から見えないようにします。
この裾除けと肌襦袢がつながった、ワンピースタイプのものもあります。
そしてその上に肌襦袢の衿が見えないようにして、長襦袢を着ます。
・その他着物用の下着
⑴和装ブラ
締め付けがなく、胸を包むようにして、着崩れを防ぎます。
⑵ 股割れ和装コルセット
締め付けずに、お腹とお尻を押さえるような感じで履きます。
・おこしとは、着物の時にしか着ないの!?
裾除けより少し短めの腹巻きと呼ばれるものは、
いつでも履いて良いそうです。
この腹巻きを履く時は、パンツは履きません。
この腹巻きがパンツの役目ですから。
腹巻きをしていると、パンツの時のように
上げ下げをして着崩れする心配が少なくなる、
便利な下着なのです。
・パンツを履かないワケ
着物を着る時に西洋パンツは、お尻の線が出て
みっともないですよね。
なので裾除けを巻くワケですが、気になる人は
Tバックやショートのスパッツを履いても良いでしょう。
・和装ブラが合わない
和装ブラが合わない人は、ゆったり系の
スポーツブラのような締め付け感のない
ブラをつけるようにしましょう。
ワイヤー入りの持ち上げブラをつけると、
着崩れをおこしやすくなり、見た目も
だらしなく見えます。
自分の心地よい着方にしよう
昔からこうしていたから、絶対その着方を
しないといけないとは決まっていないので、
長時間慣れない着物を着て疲れないように、
自分に楽な着方をしましょう。
要するにパンツの線が見えなければ良いのですから、
レースのショーツを履いても良いという事です。
ブラは出来るだけ和装ブラで、胸が平らになるようにします。
そうすると着物を着た全身像が、綺麗に見えます。
まとめ
メリハリのない体型を、実に綺麗に魅せてくれる
日本人には、最高の着物!
着た時はストレートの線が、とても綺麗で
スレンダーな日本人の魅力が出るのです。
胸がある人は、和装ブラをして
胸とウエストの間にタオルを入れて、
平らにすると綺麗に見えます。
着物は下着から帯まで、全て巻くものです。
西洋もののように、頭の上からかぶったりしません。
昔から上品な大和撫子の振る舞いに合わせて、
作られたものなのですね。