皆さん『親王台』ってどういうモノかご存知でしょうか?
私は初めて耳にしたのですが、推測するに
親王というのが皇族に生まれた男性のことを指す
(女性は内親王)
ということで、皇室の方々が乗る台ってこと!?
と考えたのですが、どうでしょうか・・・(・・?
調べてみると、出てきたのは
雛祭りの時にお人形を載せる台でした!
あの畳でできていて
他の人より一段高くなる感じのアレです(・ω・ノ)
・・・予想はちょっとかすった感じですかね!?(笑)
そういえば百人一首で
「~王子」とか「~内親王」とかつく人は
縁に縞々の模様がついた畳式の立派な台に
座っていたな~というのを思い出しました!
その親王台、お雛様では一番上段の二人だけが載っていて、
なんとなく他と区別するためかな~って感じですが、
実際のところその意味ってどういうものなんでしょうか・・・?
ちょっと気になる・・・
ということで親王台について色々と調べてみました☆
親王台はどういう目的で使うの!?
改めて、親王台は
親王(男雛と女雛)座る畳台のことをいいます!
親王台について、今は色々なタイプのものがあるようですが、
通常は畳張りで縁に様々な配色の縞模様が施されたものが
昔から使われています。
あの縞模様は繧繝(うんげん)という
縁起のよい模様とされていて、
天皇などの限られた身分の人しか
使用することができない模様なんだそうです( ..)φ
さっきの百人一首で、
王と名の付く人だけが乗っていたというのにも、
うなずけますね(*^^*)
そういった高貴な人だけが使うことが許される、
親王台というものに
自宅のお雛様を載せてあげることで、
女の子の成長と幸せを願うというのが目的みたいですね☆
人形分の親王台が必要!?
先ほども述べましたが、親王台に乗っているのは
一番上の男雛と女雛だけです!
様々な雛段飾りをみてみても、
どれも親王台に乗っているのは上段の二人だけになっています。
やはり、
限られた身分の人だけが使うことが許される特別なものですから、
下の段の三人官女や五人囃子などは、繧繝のついた台には載せず、
雛壇に繧繝のついた緋毛氈(ひもうせん:緋色のフェルト状の布)
を敷いてその上に直接載せるのが通常です。
緋毛氈を敷かずに飾るタイプのものもあり、そういった場合は
2段以下の人形も台に載せて飾ったりしますが、
その台は畳張りでも繧繝が施されるでもなく、
シンプルな黒いプレートのようなもので、最上段の二人とは一線を画しています。
よって、親王台が必要なのはどの雛飾りでも
男雛と女雛一対分だけということになると思います( ^ω^ )
まとめ
親王台とは男雛と女雛を座らせるための畳台のことで、
縁に限られた身分の人が使用を許される繧繝という
縁起の良い模様が施され、女の子の成長と幸せを願う思いが込められている。
と、いうことがお分かりいただけたと思います!
1段飾りでも、7段でも8段でも使うのは
最上段の二人だけということで覚えておきましょう(^^)
雛飾りで飾るものどれ一つをとっても
それぞれに色んな意味合いがあるんですね~
子供と一緒に飾りながら、
お雛様を飾る意味合いについて教えてあげられると
また良いのかなと思います( ^ω^ )