忘年会の締めの挨拶を頼まれると、
「何を話したらいいのか」「どう話したらいいのか」
と悩まれる方も多いと思います。
1年の締めでもある忘年会で
恥ずかしい挨拶はしたくはありません。
せっかく挨拶をするチャンスですから、NGな事を避け、
部下からも聞きたいと思われる挨拶をしましょう。
ここでは、忘年会の挨拶・締め方のNGと
部下が聞きたい挨拶・締め方のポイントをご紹介します。
【忘年会でこんな挨拶・締め方は絶対NG??】
『「お疲れ様です。」を使わない』
目上の方がいる場で「お疲れ様です」「ご苦労様でした」
という言葉を使うのは、失礼とされています。
相手によっては、不愉快な思いをされる事がある為、
目上の方には用いないようにしましょう。
「お疲れ様でした」という表現よりは、
「お世話になりました」「ありがとうございました」など、
謙遜している様子が伺える挨拶をするのが良いです。
『長すぎる』
1年間の労をねぎらう忘年会ですので、
ついつい1年間の出来事を振り返って話してしまいがちです。
長すぎる挨拶は要点もぼやけ、待たされる為嫌われます。
話すべきことを整理して、簡潔に話しましょう。
『無理に笑いを取ろうとする』
乾杯の挨拶は、笑いを取らなくちゃいけないと
思う方もいるかも知れませんが、
無理に笑いを取る必要はありません。
無理にウケを狙いにいくと、
逆に場の雰囲気を壊してしまうこともあります。
挨拶はキッチリ決めて、
余興で思う存分笑わせましょう。
笑いを取りにいったり、ダラダラと長い挨拶は
有りがちですが、やはりNGです。
要点をまとめてわかりやすく、
簡潔にキッチリと決めましょう。
【忘年会で部下が聞きたい挨拶・締め方にするための5つのポイント】
『ねぎらい・感謝の言葉を入れる』
ねぎらいの言葉や感謝の言葉、
激励の気持ちを込めて言葉を考えるといいです。
たとえ、今年の業績が悪かったとしても、
前向きな言葉で締めると
部下も来年こそ頑張ろうと思ってくれるはずです。
『大きな声で話す』
小さな声では、場がしらけてしまったり、
聞こえずに伝わらない可能性があります。
大きな声でハッキリと話しましょう。
『起伏をつける』
「あげて・さげて・あげる」です。
明るく始めて・一度落とし・最後にまた上げることで、
《感情が揺さぶられて、とてもドラマチックになります。》
当たり前ですが、「さげて・あげて・さげる」はダメです。
必ず最後は、明るく終わりましょう。
『長くしゃべりすぎない』
①自己紹介
②振り返り
③締め
基本的な構成に従って、簡潔にまとめ、
手短に話す方が相手に伝わりやすいです。
『前向きな言葉』
幹事への感謝の言葉も忘れずに、
会の感想を一言付け加えて
「来年につながる前向きな言葉」と
手締めで締めるといいです。
手締めには
「一本締め」「三本締め」「一丁締め」
があります。
「パンパンパン パンパンパン パンパンパン パン」
とリズムに合わせて手拍子する事を
一本締めといいます。
これを3回繰り返すものを三本締めといい、
さらに簡略化したものを一丁締めといいます。
(お手を拝借「よっ!」パンが一丁締めです。)
部下が聞きたくなるには起伏をつけたり、
ねぎらいや感謝の言葉、前向きな言葉が必要なんですね。
そして、短めが1番のポイントかも知れません。
まとめ
いかがでしたか?
忘年会シーズン、締めの挨拶を頼まれる事もあると思います。
そんな時は嫌がらずに、
感謝やねぎらいの言葉を伝えるチャンスだと
思って楽しみましょう。