「雛祭りが過ぎたら、雛人形をすぐしまわないと
お嫁に行けなくなる」というのは
割とよく聞く話ですよね。
そんなわけもあって、かわいい我が子の結婚を妨げてはいけないと
毎年急いでしまうようにしているという親御さんも
多いのではないかと思います。
でも、いくら早くしまうべきだからと言って
湿気の多い雨などの日に無理にしまうことは、
人形にカビなどのトラブルが発生する原因ともなり
よくありません。
人形をしまうときは湿気のないよく晴れた日に、
ホコリなどをきちんと落としてから
しまうべきとされています。
そういった事情などからどうしてもすぐしまえないとき、
お雛様を後ろ向きに置けば
しまったことと同じ意味になるという説があるのを
ご存知でしょうか?
・・・私は初めて聞きました(;・∀・)
そこで、雛人形をすぐにしまわないとお嫁に行けなくなるという説、
しまえないときは後ろに向ければいいという説の
真偽のほどを調べてみました。
これってほんと!?雛人形はしまうor後ろに向けないとお嫁にいけない!?
そもそも雛人形を早くしまわないとお嫁にいけないという説は
どういう根拠によるものなのでしょうか?
古くから雛人形などを扱うお店の人の意見によると、
それは単なる迷信だそうです・・・(*_*)
事実、親がお雛様を毎年遅くしまっていたけど
周りより結婚するのが早かったという人も多くいるみたいなので
迷信であることは間違いなさそうですね(;^ω^)
もともとは
「片付けもできない子は嫁のもらい手がないですよ~」
というところからきている説だということです。
地域によっては雛人形を3月いっぱい飾る地域があったり、
雛人形を飾る時期が他と違う地域もあったりもするので
3月3日にこだわる必要はないようですね。
急いでしまうことよりも、人形をカビやホコリなどから守って
きちんとしまうことの方がどちらかと言えば
大事なのではないでしょうか( ˘ω˘ )
雛人形を後ろに向けていればいつしまっても問題ない!?
さて、本題の、雛人形を後ろに向ければ
しまったと同じことになる説についてですが、
調べてみると、この説を良しとしているのは
中部地方(特に名古屋辺り)の方々が多いようです。
それ以外の地域の方は「初めて聞いた」
という意見がほとんどで、
そういった対策をとったことがない人の方が大半でした。
なんでも「お雛様を後ろに向ければ雛祭りはおしまいという意味になり、
雛人形は眠ったことになる」らしいです。
・・・うーん(^^;
・・・でも想像してみてください。
一段飾りならまだしも
6段や7段飾りの人形全てを後ろ向きに置いたら
なかなかシュールな絵になりますよね(笑)
そのシュールな絵を見るに見かねて
早くしまわなくては、という心境に
なるのではないかという意見もあったりして
私個人としてはちょっと面白いなと
思ってしまいました(;^ω^)
この説に関しては「正しい!」と思っている人と
「それはないだろ…」という人の意見があり、
信じるか信じないか、採用するか採用しないかは
個人の自由という感じでしょうかね・・・(^-^;
・・・というか、そもそも早くしまわなきゃお嫁にいけない
という説自体が迷信ということなので、
後ろに向ける意味もないということになるのですがね(;’∀’)
まとめ
今回のまとめは、
・雛人形を早くしまわないとお嫁に行けなくなる、というのは迷信に過ぎない!
・早くしまうことよりも、カビなどのトラブルが起きないように気を付けてしまうことの方が大切!
・雛人形を後ろに向ければしまったことと同じになるという説は、一部の地域で言われていることで、一般論ではない!
という感じになりました(^^)
迷信をどこまで信じるかというのも個人の自由なので
気になるなら早くしまうべきだし、
気にならないのならば特に早さにこだわる必要は
ないのかなと思います。
何よりも大切なのは、雛人形の扱い方をお子さんに教えながら
正しいしまい方、片付け方を教え受け継いでいくことではないでしょうか?
それこそ早くお嫁に行くために
必要なことではないかと思いますね~( ˘ω˘ )