酢は体に良い事は知っていても、なかなか料理のレパートリーも限られてくるところです。
しかも、果実酢となると、どう料理に取り入れていいのか、悩む人も少なくありません。
そこで、今回は果実酢を使った健康になれる美味しいレシピを、ご紹介したいと思いますので、
ぜひ参考にしてみて下さい。
果実酢で健康体に?そのレシピと方法を紹介!
果実酢は家庭でも簡単に作ることができ、長期保存もできます。
バナナやイチゴ、ブドウ、キウイ、桃などの果実を
酢と氷砂糖の容器の中にいれて1週間ほどでできあがります。
果実は1週間から2週間を目安に取り出して
そのまま食べたり、ヨーグルトと一緒に食べても美味しいです。
興味のある方はぜひ、自分で果実酢を作るところから
始められてみてはいかがでしょうか。
もちろん、市販でも果実酢は売られています。
そこで、健康になれる果実酢レシピを紹介しましょう。
初めて果実酢を使う方にも作れる簡単なものとして、和え物をお教えします。
材料は、
リンゴ酢(大さじ3)、
塩(少々)、
キャベツ(1/2個)、
リンゴ(1/4)、
キュウリ(1/2本)を用意します。
キャベツは小さめにちぎって、キュウリとリンゴは少し大きめのせん切りにして、
軽く塩を振りしんなりするまで塩もみしておきます。
しんなりしたら塩を洗い流して、水気を良く切っておきます。
容器に野菜を入れたらリンゴ酢を回しかけて、全体に馴染むように和えたら完成です。
酸味がきつい場合は、好みで砂糖を少し加えても良いでしょう。
さっぱりとした和え物ですので、食べやすいと思います。
さらに果実酢は、メインの料理にも取り入れられます。
お肉料理だと柔らかくなるので、良い効果があります。
鶏の唐揚げ甘酢ソースのレシピです。
材料は、
鶏もも肉(270g)、
下味用としてリンゴ酢(大さじ1)、
醤油(大さじ1と1/2)。
小麦粉(大さじ3)、
片栗粉(大さじ3)、
油(適量)。
甘酢ソースとして、
リンゴ酢(大さじ1/2)、
トマトケチャップ(大さじ1/2)、
醤油(大さじ1/2)、
砂糖(大さじ1と1/3)、
酒(大さじ1)、水(1/3カップ)、
鶏ガラスープ(小さじ1/4)、
片栗粉(小さじ2~2と1/2)同量の水で溶いておく。
作り方は、
鶏もも肉は脂と皮を除いて
3㎝角ほどの食べやすい大きさに切ったら
下味用の調味料で揉み込んでおく。
小麦粉と片栗粉を混ぜ合わせたモノに
汁気を軽く切ってまぶして油で揚げます。
甘酢ソース用の材料を混ぜ合わせて
弱火でとろみが付くまで煮ます。
揚がった鶏肉をからめて
器に盛りつけて完成です。
果実酢を使うことにより、ほのかに爽やかな香りで、普段と少し違った味わいになります。
果実酢のレシピで健康になれる理由とは?
果実酢には健康になれる栄養素が多く含まれています。
お酢の酸っぱさである酢酸は、体内に入ると『クエン酸』に変わり、このクエン酸は代謝をアップさせる効果があり、
痩せやすい体質に変化します。
さらに、疲労回復にも効果があるので、疲れが溜まりにくくなります。
また、果実酢には酢に含まれる『アミノ酸』があります。
アミノ酸は脂肪が作られにくくしたり、脂肪の分解を促進する働きがあるので、脂肪燃焼効果が期待されます。
そして、果実酢には『血糖値の上昇を抑える効果』もあります。
空腹時に食べ物を食べると、急激に血糖値が上がってしまい、
そのときに血糖値を下げようと、インシュリンがたくさん分泌されてしまいます。
インシュリンが分泌されると、脂肪をためやすくしてしまう流れを作ってしまうために、
果実酢を飲むことで血糖値の上昇を抑えることができます。
女性に多い悩みのひとつで、便秘があげられます。
酢は腸を刺激してお通じを促す他に、ビタミンCの吸収を高める働きもあります。
腸内の善玉菌を活発にする役割の乳酸菌は、
ビタミンCと相性が良いので、ふたつの効果を兼ね備えた果実酢には、
便秘解消が期待できます。
酢は実はアルカリ性の食品で、体を弱アルカリ性に保つために、腎臓の働きを活発にして
余分な老廃物を排出してくれます。
そのおかげでむくみも改善されます。
【まとめ】
果実酢に含まれる栄養素には、アミノ酸やクエン酸、ビタミンCなど、ダイエットや健康な体作りに必要なものが多く含まれています。
いつもの料理に加えるだけで、体に良い効果も期待でき、料理の味わいも果実のほのかな風味を
楽しむことができるものになるので、美味しいモノを食べて健康な体になっていく良い流れになります。
料理に色々使えるので、自分でたくさん作って保存しても良さそうですね。