春の味覚のひとつであるタケノコ、
あらかじめ下処理されたものも売られていますが、
皮付きのまま購入したり、誰かからいただいたりする機会もあると思います(^^)
でも、なかなか面倒なのがタケノコのえぐみ取り。
きちんと下処理をしないとタケノコ独特の苦みが残って
せっかくの春の味覚をおいしくいただくことができません(~_~;)
タケノコの下処理方法の基本は多めの水に
一割程度の米ぬかを入れたもので、タケノコを水から1時間程度ゆでて、
そのまま数時間置いておくという方法です。
冷める間にえぐみが抜けるらしいので、
放置する時間がポイントとなるようです。
米ぬか以外にも、タケノコのえぐみを取る方法がいくつかあるようですが、
中でもびっくりするのが「タケノコを一晩コンクリートの上に置いておくとえぐみが取れる」というもの( ゚Д゚)!
とにかくビックリなこの説、
真偽や出所について詳しく調べてみることにしました!
タケノコを一晩コンクリートの上に置いておくとえぐみが取れるは迷信!?
なんとも信じがたいこの説ですが、
ネット検索してみると確かに出てきます!
中には実際にやってみたという人もいて、
その結果本当にえぐみが取れたという意見が意外にも多く見られるので、
迷信とか、でたらめという感じではないかもという気もします(;’∀’)
でもなぜ、コンクリート上に置くとえぐみが取れるかについては
はっきりその理由が書かれているものは存在していません・・・。
一説によるとコンクリート上にタケノコを置くと、タケノコの水分に水酸化カルシウムが溶け出して、タケノコの繊維質をゆるめ、えぐみの原因物質であるシュウ酸を中和する働きが起こるということらしいのですが・・・
明確な根拠は今のところないようです・・・(^-^;
タケノコを一晩コンクリートの上に置いておくとえぐみが取れるって誰が言ってた!?
では、この説の出所は一体どこなんでしょうか・・・?
調べたところ、どうやら30年ほど前に漫画連載されていた
「ミスター味っ子」という作品で
この説が話の中に登場して有名になったようです。
・・・ミスター味っ子って確かテレビアニメにもなってましたよね?
リアルタイムでは見ていないけどアニマックスかなんかで
数年前にやってたような記憶があるのですが・・・記憶が曖昧(笑)
ミスター味っ子の中では、タケノコを皮ごと米ぬかでゆでた後
タケノコをそのままコンクリート上に放置すると、
えぐみがすっかり抜けるという描かれ方をしています。
しかし、なぜそうなるのかまでは描かれていないようです。
ミスター味っ子で紹介された方法で実験してみた
という人のサイトが分かりやすかったので載せておきますね↓↓↓
『糠以外での筍のアク抜き』
この方はコンクリート上に放置説だけでなく、
糠以外でのえぐみ取りについて、色々実験されているので
とても参考になると思いますのでぜひ一読ください(*^^*)
まとめ
タケノコのえぐみ取りに、一晩コンクリート上に置いておくという方法については、
科学的根拠はないけど、実際に取れたという意見の人も意外にいるので、
半ばでたらめではなさそう・・・
というのが今回の結論です!
結論がふわっとしてますが(^-^;
確かに、調べた限りではやってみる価値はありそうな感じがします。
でもまぁ正直なところ、
そこまでしてえぐみを取る必要があるのかと・・・
えぐみもまた春の味覚のひとつだというとらえ方もありますしね。
一般的に多くの人がやっている、米ぬかで茹でるという方法をとれば
大体のタケノコは食べられるくらいには、えぐみが抜けるということなので、
無理してすることでもないような気もします(;・∀・)
まぁちょっとした豆知識みたいな感じで知っておくと
お得な説ではあるので、とにかくえぐみを取りたい!という人は
チャレンジしてみてもいいかもです( ^ω^ )